1999年9月

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「日本画歴史美術館について」「つくば市情報センターについて」

「学童保育について」


〇議長 12番議員 野口 修君

〇野口 修 

12番議員野口から一般質問をさせていただきます。3点ほど通告しておりますので、それについて質問します。
 日本画歴史美術館、陶板美術館について、何人かの議員さんから質問がありましたので、重複する点もあると思いますけれども、現在までの取り組み状況について、市の関与の必然性と今後の関係について、つくば市の美術館構想について等をお伺いします。
 昨今、芸術文化に対しての議論が、議会の中で大変多く審議されております。これは4年前には考えられなかったことで、私は、こういう議論は多い方がいいのではないかと思っております。歓迎する方であります。しかし、最終的には、市民がどういう文化をつくり出すかというところだと思います。先に箱物ありという進め方というのは、現市長はいつも箱物行政はしないと言われている状況の中から考えても、最善の策ではないと思うし、してはいけないと私は思っております。


 しかし、今回、日本画歴史美術館に関しては、先に日本画歴史美術館ありという形で推し進められています。これは、市長が民主主義の先進都市を目指すという方向性とは異にするのではないでしょうか。もし民主主義の先進都市を目指すのであれば、どういう美術館がこのまちには必要か、そこから市民と一緒に考えるべきであるのが妥当だと思います。そのための調査金というか、予算であれば、反対するまでもないのですけれども、今回のこの予算に対しては、私は反対の立場から幾つか述べたいと思います。
 それから、つくば情報センターについてですけれども、今、日本の置かれている状況というのは、80年代、情報化に追い付けずバブルにいってしまった、そのツケが今来ているので、その情報化をどうしていくかということが、各自治体のテーマでもあります。そして、今回、つくば市情報センター建設ということになっておりますので、この建設は非常に重要なものではないかと私は思っております。そこで、建設までの取り組み状況と事業内容についてお聞かせください。
 次に、学童保育について質問しております。これは金子議員さんの方から同じような質問が出ていますから、これも重複すると思いますが、この問題は、市民のライフスタイルが確実に、今、変わっているということ、それは経済とか政治、行政も、市民のライフスタイルに変えていかなければならないというところまで来ているという状況があると思います。今般、児童福祉会館を1時間延長しました。しかし、時間を延長すればいいのではなくて、時間を延長したらどういうことが必要か、それをやらないことにおいては時間を延長した意味がない、そういうことだと思います。


 そういう観点から、補食について、実施しているところとそうでないところがあると聞きました。私は、補食はどのくらいの予算がかかっているのかなと思いまして、聞きましたところ、予算はかかっていないんですね。補食というのは、父兄、あるいは知り合いの人が子供たちのために毎日持って来て、それを3時のおやつがわりに食べていると、実態はそういうことでした。それをどうして市はそこまで面倒を見てあげれないのか。児童館では食事をしてはいけないみたいな内規があるのであれば、内規を変えていくのが妥当ではないかと思っております。
 そういうことから、この3点について質問いたします。よろしくお願いします。

〇議長  須藤企画部長

〇企画部長  

野口議員さんの日本画歴史美術館について、陶板美術館ということですが、3点質問がありましたので、ご答弁申し上げたいと思います。
 日本画歴史美術館につきましては、これまで内田議員さんを初め、各議員さんの質問にご答弁を申し上げておるわけでございます。市長の方から、詳しくその内容等は答弁申し上げました。
 昨年2月に、私的研究会でございます日本画歴史美術館建設設立研究会というものが設立されまして、それ以来、その可能性について調査検討がなされていたということでございます。そして、1月と7月の2回にわたりまして、会の方から提言をいただいたというところでございます。市といたしましても、この提言の内容を十分に精査しながら、つくば市における美術文化に対する調査を行いまして、市としてどうかかわったらよいのか、またかかわるのがベターなのかということにつきまして、この調査をするものでございます。市のかかわりと申しますのは、美術の振興というのをあわせまして、今回、市長の方からお話がありましたように、市としましても土地の提供はどうかということがございまして、これらにつきましても調査をするべきだと思うわけでございます。そして、今後、この調査を進めながら、市としての美術館構想の方向性も明らかにしていきたいということでございます。そのような考えから、今回の調査費を計上させていただきました。よろしくお願いしたいと思います。


 それから2点目のつくば市の情報センターについて、建設までの取り組み状況、並びにその内容等についてご答弁をいたしたいと思います。
 まず、建設までの取り組み状況でございますけれども、ご承知のように、つくば市は、国及び民間の研究機関が数多く存在しまして、科学技術の発信拠点といたしまして、世界中から注目を浴びているのが現状でございいます。そして、世界でも有数の研究学園都市ということでございます。
 また、常磐新線開通まであと間近というわけでございますが、それに合わせまして、沿線開発の推進、そして首都圏中央連絡自動車道の建設、さきに開場となりました国際会議場のオープン、そして、列島縦断型研究開発ギガビットネットワーク及び共同利用型高度研究実験施設の建設、これら非常に高度で、かつ大規模な取り組みが、つくば市に集中的に実現しているのが現状でございます。また、茨城県におきましては、茨城県高度情報化推進計画の中で、この地域を県全体の情報交流空間を先導しますモデル的な地域といたしまして、つくば情報交流空間整備構想を打ち出しておるところでございます。
このような現状の中でつくば市の情報化につきましては、合併以来、内部事務の電算化が着実に進み、オンライン業務につきましては、ほとんどの業務が電算化されているというのが現状でございます。一方、地域住民に対します情報の提供につきましては、市の広報紙とか、あるいはテレホンサービスが中心でございましたが、昨年の一月に郵政省が打ち出しました情報スーパーエクスプレス都市実験構想を機会にしまして、つくば市は積極的に誘致活動をおこないまして、その結果としまして、吾妻地区につくば情報通信研究開発支援センターを誘致することができたわけでございます。いわゆるギガビットラボと申しております。
 このような状況の中で、昨年度は、つくばにおける情報化施策の基本的方向性を示しました、つくば市・茎崎町地域情報化基本構想を策定いたしました。また、今年度は、これの施策の推進のための中核施設といたしましてつくば市情報センターを建設しまして、市民への各種の情報提供サービスの充実、あるいは市民を対象にいたしましたパソコン教室や教員、職員研修などを通しまして、市民や職員の情報化に対する知識の向上を図っていく所存でございます。


 次に、その事業の内容でございますけれども、情報センターの中身につきましては、情報端末による情報収集、あるいは閲覧、パソコン、インターネット体験コーナー、あるいはビデオ編集やデジタル写真など、市民がオリジナル作品をつくることができる簡単マルチメディア工房、あるいは高齢者や身障者がインターネットやコンピューターを利用するための機器や情報の提供、そして、パソコン研修室、各種情報提供システムの中心となりますサーバーや公共情報端末の管理などでございます。 
 各種情報提供システムにつきましては、来年4月から四つほどの運用開始をする予定でございます。
 一つは、福祉情報システムでございますけれども、福祉に関します各種の情報、例えば福祉施設や医療機関マップ、福祉制度、イベント案内などにつきまして、公共情報端末、あるいはファックスまたは家庭のパソコンを使いまして、インターネット上で情報を入手することができるようにするわけでございます。
 二つめ目といたしましては、公共施設利用案内、あるいは予約システムでございますけれども、公共施設の施設情報、例えば施設名とか住所、施設の内容、あるいは利用時間、休館日などを公共情報端末やインターネットで提供することになります。また公共情報端末や一般家庭からのパソコンを利用いたしましてインターネットから、テニスコート、あるいは野球場の利用状況案内及び予約を受け付けることができるようになるわけでございます。

 三つ目につきましては、生涯学習情報提供システムでございますが、公民館等の講座の情報、団体、グループ情報、あるいは施設情報などを提供していきたいと思っています。


 四つ目は、農業支援情報システムでございますが、農業に有益な各種気象情報や営農及び市況に関する情報などを提供することによりまして、農家の営農を支援し、農業の活性化を目指すものでございます。
 今年度の事業につきましては、センター本体の建設及び四つの提供システムを構築する予定でございます。現在、年度内完成に向けまして事業進行中でございます。よろしくご支援のほどお願いしたいと思います。以上でございます。

○議長  武井保険福祉部長。

○保険部長   野口議員の質問にお答えします。
 まず、最初の児童館開館延長の運営についてでございますが、2ヵ月を経過した時点での利用状況は、午前8時30分から午前9時30分までの1時間については、ほとんど児童館の利用状況はありませんでしたが、午後5時から午後6時までに関しましては、地域によって差がありますが、徐々に多くなってきている状況でございます。今後も夏休みの結果や冬季期間の夕方の状況を検討いたしまして、適切な運営を目指したいと考えております。
 次に学童保育についての補食につきましては、さきに金子議員にもお答えしたところでございます。この補食に尽きましては、児童館の意見を尊重し、検討していきたいと考えております。

○議長  野口議員。

○野口  2回目質問に移ります。
 日本画美術館については、取り組み状況というのがよくわからないんですけれども、私たちがもらったこの資料の中から推測するしかない状況があるんです。それから、この資料によりますと、9月補正に、日本画歴史美術館建設に関する調査費を出してくださいというお願いの文書が日本画歴史美術館建設推進会議から出されているんですけれども、これを受けて9月補正に出してきたわけで、つくば市の美術環境伝々というのは、ちょっと説明できない。説明してもらっても、現象として出ているものとは違う。ですから、私たちの判断としては、日本画美術館を建設するために調査費用を下さいということで1300万円の予算を支出するということに考えざるを得ない。そうしますと、この美術館が果たしてつくば市にとってそれほど大きな意味を持つのかということが、一番重要になってくると思います。
 日本画美術館がなぜつくばなのかということを、ここに書いてありますけれども、この説明は非常に抽象的で、つくばじゃなくともどこでもいいような文章であります。提言の中に、教育的価値、観光資源としても大きな力となると書いてあるんですけども、美術館なのか何なのかよくわからない状況がある。多分、これを建てますと、所管は文部省ではないと思いますね。これは通産省の所管になると思います。


 つくば市にとって初めての美術館をそのようなもので建てていいのか。それは、市長がブレーンとされる人たちに提案を求めて、その提案がなされてきたから議会に提出する、そういうスタイルでいいのかということです。それは先ほど申したように、市長が掲げている民主主義の先進都市とは大きな違いがあるのではないかと私は思います。この点について、市長、答弁をお願いします。
 それと、かねがね文化施策について、市長は文化に深いかかわりのあるようなところから発言をなさっていると思います。私も、賛成するところは大いにあります。民主主義の先進都市を目指すという市民参加型の行政としての情報公開制度を施行し、そして一般競争入札に踏み切り、そういう状況も評価します。しかし、それとはまた打って変わってこういうものを提出してくるということは、一体どういう政治状況なのかな、ということを勘ぐらざるを得ない。


 私たちは、前政権のときに、全議員、あるいは全市民苦い思いをして、今後のまちづくりを、市民参加、あるいは民主的にやっていこうということでやっていると思います。私は、市民と行政や政治、あるいは経済、そういうものがずれてしまったことにおいてバブル崩壊を迎えたと思っております。その枠組みをどやって今後変えていくかということが、政治的な課題でもあるし、経済的な課題でもあると思っております。だから、どういうベンチャービジネスを出していくかということを考えない限りは、今の政治経済システムでやっている限りは、経済的な成長は見込めないと私は思っております。しかし現実には、お金をつぎ込んでいく、数字を合わせていくという状況が長年続くのではないかと。その中で、また新しい産業を見つめることもやっていかなければならない。それが、政治や行政や経済に残された道ではないかと思っております。そのためには、今までの政治、行政を見直さなければならない。どうやって見直していくか、これはわからないんです。だから、市民参加なんです。市民を中心に見直していく、それが新しい政治のあり方であるし、新しい行政のあり方だと思っております。ですから、アーバンガーデニングに関してお金の使い方がどうのこうのよりも、私は、市民参加としてあの事業が行われていることに価値を見い出しております。そういうふうに市民が主役になっていく行政や政治をつくっていくというのが、市長の言ってることと重なると思います。しかし、今回のこの美術館に関しては、全くそれが180度違うのではないかと思っております。それで、こういう予算を下さいと提言を出してくる、ここから判断しても、こういうものに行政は付き合ってはいかぬと思いますよ。教育的価値は、私は余りないと思います。陶板は陶板です。それは陶板として見ているならばいいけれども、百何十億円も使って教育的な価値があるとは思いません。そういう日本画の歴史を見せるのであれば、フィルムライブラリーを強化したほうがむしろいいのではないでしょうか。現代的に幾らでもやりようがある。 陶板美術館を推してこられても、これは業者の方便としか思えません。そこに予算を支出していくということは、ちょっとよくわからない。本当によくわからない。私としては、こういう予算の執行はやめてほしいと思うし、つくばに初めてつくる美術館にこういう美術館はふさわしくないと思っております。
 この美術館をつくってしまったらば、今後、美術館が欲しいといったときに、必ず、この美術館があることにおいてできなくなってしまうのではないかという危惧もあります。それならば、市長が常に言っているように、芸術文化にはすごいむだというような時間がかかるかもしれない、しかしそれをこつこつと形にしていくそう言ってらっしゃるのであれば、美術館をつくるにあたっても、その姿勢が望まれるのではないでしょうか。


 そして、もう一つ不可解なのが、2枚目の資料、7月22日に出ている資料ですけれども、当会議の準備室による活動と市による調査研究の間に空白を生じることが、この調査研究に致命的な影響を及ぼす懸念があると。致命的な影響というのは、一体何なのですかね。どうして市がお金を出さないとこの調査研究に致命的な影響が出るのか。
まさしくこの日本画美術館の建設に関する調査費を下さいと言っているんです。しかし、部長の答弁だと、環境整備に対して予算を執行すると言ってる。それならば、なぜ全員協議会において、こういう資料を配って、日本画美術館の建設をするんだということをお話しなさるんですか。その辺整理して話してもらいたいですね。お伺いします、この調査研究に致命的な影響を及ぼす懸念があるというのは、何が致命的な影響なのか。


 それから、つくば市情報センターについてですけれども、地域情報化基本構想というのが3月にだされて、ここでも情報センターの整備というのがうたわれています。私は、こういうことはしっかりやっていかなければならないと思っております。大変重要なことだと思っておりますから聞くんですけれども、この運営はどこが主体になってやっていくのか、どういう体制でやっていくのか。4月に建設が始まると言われていますから、今どういう状況にあるか、だれが担当してどうやっていくのか、市でやっていけるのか、その辺をお聞きしたい。


 それから、学童保育については、もうちょっと突っ込んで内規を変えたらどうだということを私は言いました。内規があるから食事を出せない、そういう内規ならば時代に合わないんだからつくり変えていく、それが一番いいのではないかと思っております。ライフスタイルが変わっているんだということの認識、どこをとらえていくかということだと思います。
それは、児童館に子供を出さなくてもいい家庭はたくさんあります。しかし、その家庭があるから児童館の子供だけ待遇をよくできないとか、そういうのは全然今の状況認識とは全く違うことなので、今、多様化した状況をどうやっていくか、それをまちずくりにどう生かしていくか、そういうことを行政は考えなければならない。物より質です。質をどうしていくか。そういうふうに移り変わっていると思いますので、政治も同じように箱物より質です。
 ですから、もし美術館を建てるのであれば、どういう美術館がいいかということを熱心に市民と一緒に、いま、公的で空いているような空間を使って、市民ギャラリーにして、そこでソフトから立ち上げていく。そこで、どういう美術館が必要だろうかと、そういう立ち上げで方で十分じゃないでしょうか。どうしてここまであせっているのか、それがさっぱりわからない。
それで、この提言書も、今回お金を出さなければ致命的な影響を及ぼすと言っているんですから、これは行政の方ではわかっていると思います。この致命的な影響とは一体何ですか、はっきり答えてください。
2回目の質問を終わります。

○議長 藤澤市長

○市長  まず、最後の「致命的な」という発言でございますが、その趣旨は私にはわかりません。今回の調査費の計上につきましては、これまで私からも内田議員の発言に答弁をいたしておりますし、ただいま部長からも答弁をしておりますように、つくば市の美術文化の振興のあり方、方策等について検討するということでございます。


したがいまして、その検討をしていく中では、当然、陶板についても検討するということでありますし、仮につくばに陶板美術館のようなものができるとするならば、著名な作家が展覧会等に出した作品をつくば市ならば寄託したい、あるいは自分の生涯の作品、手元にある2,000点についても安い価格でつくばならばお譲りしますよと、しかも年賦で結構ですと、そういう方がおるのも事実でございます。そうしたことを含めて、つくばの美術館のあり方、芸術振興のあり方等について調査をしていこうというものでございます。


 私は、この市民からの提言されたものを、ないがしろにすべきではないと思っております。3月の議会でこうした提言があったにもかかわらず、なぜ予算を計上しなかったのかという趣旨の質問があったと思います。しかし、議会の皆様方に議論をしていくまでにはまだ至っていないということを申し上げたつもりでございますし、これにつきましては、議事録の多分87ページ前後だと思いますけれども、しっかり記録されていると思います。
 したがいまして、今ここで議論が始まったということでございましょうし、この提言をいただいたほかの市民の皆様、芸術文化に関心のある方々が、これらについてどう考えるのかという議論もこれから始まるのではなかろうかなと思っております。最初からすべてを否定しては、私は仕事は進められないと。したがって、今回、予算の調査費を計上し、そして議論をいただいているということでございます。

○議長   須藤企画部長

○企画部長   野口議員さんの質問に回答したいと思います。
 情報センターの今後の運営の体制というわけでございますが、来年4月から運用するというわけでございますので、それは、情報政策課、市が主体的に行っているということでございます。しかしながら、メンテナンス面とか、あるいは情報に関しましては24時間体制ということにございますので、そのセキュリティー関係なんかもございます。非常に難しい面もありますけれども、市が、その辺も十分検討しながら運営していくという状況でございます。

○議長 武井保険福祉部長。

○保険福祉部長  補食の実施につきまして、内規を変えればということでございますが、現場の状況を尊重して対応してまいりたいと思います。現場の状況と申しますと、金子議員にもお答えいたしましたように、各児童館での関係者の意見、つまり児童館の職員とか指導員、父兄、子供たちの意見を取りまとめて、その意見を尊重して検討してまいりたいということでございますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。

○議長 野口議員。

○野口  最後の質問をします。
後ろの方から、児童館のことについては、父兄、子供たち、児童館の職員等を交えて話しをしていくということですよね。現場は重要だと思います。しかし、現場を変えていかないと変わらないですからね。現場を変えるのは、現場の力ではないと私は思っているんですよ。その現場が外に開かれて、その環境をしっかり見たり、あるいは今の状況をしっかり見れるようなものを持ち得ればいいと思うんですけれども、とかく現場の人というのは現場の忙しさに追いまくられているという状況がありますので、その辺、部長の方からもいろいろな人の意見を聞いて、なるべく実施の方向に向かうようにお願いします。
 それから、つくば市情報センターの方はわかりましたけれども、まだ余りはっきりしていないような感じなので、今後、4月開講までに議会もありますので、もう一度お聞きしたいと思います。


 日本画美術館に関しましては、やっぱり何度聞いても腑に落ちません。もしつくば市の美術環境についての予算であれば、今議会に提出する必要は全くないんじゃないですか。この提言(私的研究会、日本画歴史美術館建設設立研究会が提出した意見書)がこられて予算を支出するということになっちゃうと、この提言のために出すということはだれが見ても明白なので、そうじゃないと言うのであれば、予算を一度白紙に戻して、それで、今回の補正予算からこの調査費を抜いて訂正したらいかがでしょうか。そうすれば、今、部長や市長が言った答弁が正解なものだということがわかりますけれども、そうじゃない限りは、このおどしのような文句に行政がお金を出したとしかとれません。
 その辺で、もう一度、委員会等でも議員さんたちしっかり考えていただいて、今回は、補正予算からこの調査費を抜いて修正予算を出していくと、その方法で考えてみたらどうかということを述べまして、質問を終わります。

 

<追記> 議会最終日に調査費は予算から削除され執行部は修正予算を提出した。

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