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OldなJazzのルーズな日々


2011-07-29 道具

マイク改造 pulsar

練習録音するのにマイクを何種類か試していたのですが、どうも音が気になってしょうがない。そこでマイクの改造を思いついた。だがコンデンサーマイクの改造については国内ではBehringer ECM8000,パナソニックユニット改造の話ばかりで十分な情報がありません。音響機器改造してくれる人もある様ですが同じく詳しい情報は流れていません。

あれこれ調べて分かった事。海外ではレコーディングマイクの改造は数年前からごく一般的に当たり前にやられていて情報は豊富にある。回路図も解析されたものが公開されているし、AKGやノイマンという著名なメーカーでは回路図は既に公開されていました。

ホームレコーディングのユーザが日本もそこそこ多いですが海外と比べるとまだまだ少数なのでしょう。国内流通のマイクロフォンメーカーも格段に少ないです。マイクは改造して使うのが当たり前というのが当たり前で、マイク改造を生業としている業者やエンジニア、Yahoo.comのマイク自作グループ、マイクパーツ販売等盛り沢山。日本は遅れている。

そんなわけで中古マイクをオークションで仕入れたのでその中から選んで改造を始めてみた。最初に改造したのは M-Audio Pulsar , 現在はPulsar II となっています。楽器用のコンデンサーマイク。楽器用と言ってもギターとかを想定している様でSax等には向かない感じではありますが。マイクの回路はそんなバリエーションがある訳ではなく改造にもポイントがあり、信号系に入る素子を質の良い物に交換するのが標準。特に製造が大抵中国台湾なので部品の選別はポイントです。マイクカプセルFET直結とFET出力からトランジスタバッファのカップリングをフィルムコンに交換。この時にバランス出力に対応する二個は相対誤差の少ない物を選別する事。XLRコネクタ直結の抵抗も二個バランスを金属皮膜のバランスを取った物に交換。それと結構大きな電解が三個あるのはすべてマイクの電源系統。これを交換する事で電源が安定し音が良くなります。5年くらい前のマイクだけれど表面実装部品が多くて定数などよく分からないのであとで調べるとカップリングの容量が違っていたりするのでこれは後程また交換予定。本当は表面実装部品は全部取り替えたいですね。

ここまでの改造で、音は全体にクリアになりました。改造の価値は十分にあります。同時にマイクカプセルの特性がそのまま出てくる感じでもあるので回路定数は調整した方が良いかもしれないです。

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