なにやらかにやら書いていきませう。
たるいので有名な(ってみんな知らないだろうけど)古い録音が聞きたくて2枚程オーダーしました。amazon内のショップで、アメリカ直送。届くのに1週間くらいかかるか。
★ 80年代にはかなりのLPを出していたけれど、近年CDに復刻したのが少ない。残念なSax吹き。音に非常に特長があります。使っているのが1920-30のBuescherだから。非常に貴重な人である。
のリードはあんまり鳴りよくなかった。(アレ・・) 乾き過ぎ、って感じはある。慣らして行くと良くなる様ではあるが。昔はMayer+LaVoz Midiumはベストマッチだったのだが、Ricoになってから相性が悪い感じがあります。Yanagisawaラバーで使ってみて良い感じ。
この間Yahooオークションで売れたやつ。MartinのステンシルでWurlitzerのもの。あんまり高くならなかったけど、すーごい良い楽器です。肉厚の管体にソールドのトーンホール、Martinそのものの作りで、ハンパなSelmerなんかより良く鳴りました。音の立ち上がり、キレが良く速いフレーズにも楽器がちゃんと反応してくれます。この楽器を落札した方はとてもラッキーです。
分解掃除をして分かったのですが、肉厚Beveledのトーンホールはパッドと触れる面積が広いのでスキ間の調整が難しいかと思ったら実は逆で、かえってホールとの密着度が高いという事が分かりました。この様な作りの楽器は今はありません。この辺が楽器のキレの良さに関係するのかなと思われます。
ただいま分解掃除中のやつです。wurlitzerと同じくMartinステンシルのPerfactoneというブランドの楽器。同じくBeveledトーンホールです。サテンシルバーのさびがかなり行ってしまって、結構難儀してます。磨くとかなりきれいになるのです。
AltoがBuescher AltoのGoldPlated。 1925年。自慢の一品で、何が自慢かと、eBayの分かりづらい写真からGoldPlatedだろうと判断して、思い切って落としたら本当にGoldであった。オークションの写真は汚れている上に写りの悪いのが多くBrassなのかラッカーなのかメッキなのか中々判断がつき難いが、これは掘り出し物であった。また、キーの構造がBuescherとしては珍しいFrontF付でG#がPinkyという仕組みのもの。これはまたレア。
この間新大久保T楽器から戻って来て勉強会で使ったのだけど、オーバーホール直後のキーはスプリングが新品でカタクなっている。ただでさえアンバランスアクション時代の楽器がもっとアンバランスになってつらいのなんの。。。で、勉強会で使ったのだけれど「音が響いてない」と言われてしまった。確かに前回もガタガタの状態で演奏したときより音が出てない。実はLaVozがあまり調子良く無かったので急いでイシモリリードを買って行ったのだが、均質に鳴るけれど何となく鳴りが悪い。。。。気のせいかと思ったが気のせいではなかったらしい。というわけで急ぎZZシリーズを注文。ZZはテナーで使って調子良かったけどアルトはどうかな。さて?
SAVOYつながりでNew York Savoy Ballroomに出演していた頃のChick Webbの録音を買いました。2枚組です。デビュー当時の若い頃のEllaが入っています。CDタイトルにはありませんが、実はこの頃Webbのバンドには同じくデビュー当時のLouis Jordanも入っているのです。もっと嬉しかったのは1929年にHilton JeffersonとLouis Jordanが一緒に演奏している録音があった。これは貴重だ(!)Hilton Jeffersonはみんな知らないでしょう。実に柔らかく優しい音を出す、Johnny Hodges系のAlto奏者。Hodgesとは違いバリバリのソリストではなくアンサンブルで光るタイプの地味なプレイヤでリーダ作は知る限りでは一曲もなし。だがかなりのキャリアがあってあちこちのBigBandでクレジットに残っています。EllingtonのバンドにHodgesの替わりに1年半だけ在籍した事があるので通な人ならちょとは知っているかもしれません。個人的にはHodgesより好きなのですよね。でElla FitzGeraldですが、若い!かわいい声していたのですねあの頃は。CDはフランス制作です。解説もフランス語が入ってます。おそらくフランスのJAZZ雑誌あたりのおすすめシールがペタペタはってありました。ちなみにジャケットの写真はよーく見ると合成みたいです。こんな二人並んだショットある分けないよね。写っている角度もマイクの位置も変だし。
こちら Harlem.org ではちゃんと紹介されてました。1925年から活動しています。gooleしてみると分かりますが、本当に沢山の録音に参加していて、Coleman HawkinsやBen Websterとも共演しています。CD持ってる人はライナー読むと混じっているかもしれません。それら男性的なテナーと好対照な非常にSweetな音で音楽的にもバランスが取れていますね。まあボステナーファンは聞いても耳に入っていないと思いますが。
Cab CallowayがBigBandでWillow Weep For Meをやっている録音があるのですが、ここで聞けるAltoソロはJeffersonです。よくSAX吹きがバラードでWillow...をやりたがるみたいなのですが、録音の時期から考えてバラードソロでSAXが入っているのはCalloway-Jeffersonがオリジナルで、それをみんな真似してみんな吹きたがってるのでは?と考えています。

これまた通な録音でTina Louisという後にも先にも一枚しかレコード出さなかった映画女優のアルバムがあります。一部に超有名なアルバムで廃盤になって長らくプレミア付きだったそうです。しばらく前日本で復刻されました。Hawkinsがサイドマンで入っているのでコアなHowkins好きは知っているのですが、この中にもJeffersonがAltoで参加しています。ヴォーカルメインなのであんまりよく聞こえないのですけれど、アルバムの歌と歌詞、音を聞くとJeffersonが参加した意味がよーく分かります。
8/21にMoog博士がお亡くなりになったという話しを聞いて、思い出してガサガサと探し出して来ました。1979年刊の自作ミュージックシンセサイザの製作本です。Moogタイプのシンセサイザをすべて自作してしまうという徹底してアレゲな書籍です。電子回路の基礎から電子部品の紹介、回路図、基盤のシルクパターンまで*すべて*の内容が網羅されています。回路はオペアンプは殆ど使わずに全編ディスクリートで組んであり、本当に超アレゲ貴重本です。昭和の時代ですが本当にすごい人がいたものだと感心させられます。
しばらく前・・・iTunes Music Store Japanが開始したばかりの時にアルバムで購入。1993年リリースなので新譜とは言えないですが。Frank WessといえばFluteなのですが、珍しくこの中では10曲中8曲がTenorという演奏になっています。もういい年だし、Tenorバリバリはつらかろうな・・・と思いきや、何の何の、すごく吹きまくってました。Cotton Tailなんかハイスピードで延々とソロってます。さすがベイシー楽団のTop Tenorです。すごいです。2、3年前NewYork遊び行った人に聞いたらWessは現役でクラブでやってたそうで、やぱすごい。
ところでiTuneStoreの不満な点はCDの情報が殆ど無い、事でしょう。このアルバムはトリオだからよいけれど、編成の大きなユニットではサイドマンとか情報は欲しいし、録音の正確な日付も知りたいですよね。その辺の事は別途Webから探して自分でメモっておかなければならないのは困りものです。手軽なiTunesStoreだけど、これからもアルバムでは購入しないでしょう。

Ma Raineyのオムニバス版というかベスト版というか。1925-1929年の録音が集まってます。この人は100曲以上吹き込んでいますのでサイドマンも多彩です。現在3枚CD持ってますが自分的にはまだ聴き足らないですね。もっと聞き込まなければならないと思ってます。また、なんと、このCDのタイトル名でRaineyを主人公にしたミュージカルがあるのだそうです。ご案内こちら。1976年からの作品で今でも上演されているのだそうです。もしかするとこのCDはミュージカルで使われた曲のオリジナルを集めたものかも?
Raineyの歌はBluesの母と言われましてBessie Smithなどに通じる、というかBessieの方が影響を受けたわけですが、BlueNote, QuoterToneをブッつけぱなしのトラディショナルBluesです。この歌の音程感は絶妙でしてこの音程感がBluesそのものだと。この感覚さえあれば、BlackMusicの本質を捉えたと言って良いと勝手に思っています。(まあ反論はいっぱいあるだろうな)
文責:ためすけ後藤
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