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OldなJazzのルーズな日々


2006-03-01 音楽

Eddie Condon Box - 4 condon

Eddie CondonのBoxシリーズVol.4です。Vol3.に引き続いて1942年〜1949年の録音が納められています。このシリーズは聴いててかなり困った。。。何がって、スタイルがかえって古くなっているのです。アメリカでは1942年あたりからNew Orleansリバイバルが始まっていたと思いましたが、どうもそれに応じる形でレコードの制作されていると思われました。

録音の時期を見ますと1942年1曲、1943年5曲、1944年8曲、1945年無し、1946年3曲、1947-48年無し、1949年2曲。1945年の録音が無いのはその年にCondonが自分のクラブを作って営業をしていたとかTown Hall Concertで毎週ラジオ放送していたとかライナーにありますからそっちの方で忙しかったのかもしれません。1949年の録音はNBCの放送用の様でした。

1946年まではEddie Condonオーケストラ名の録音が多く録音されたた様です。メンバーとしてはHot Lips Page が入ったり、Pee Wee Russelが戻ったりBobby Hackettが入ったり1946年にはJames P Johnsonが入ったり相変わらず顔が広いです。ただ、音楽としては楽しめるのですがややわざとらしさを感じてしまいます。ただ、この時期の録音と現在「これがデキシーランドだっ」と言われている音楽とがお互いに一番近いものの様に感じられます。どうやら現在New Orleansスタイルとして演奏されている音楽はこの頃のリバイバル時代の音楽の継承だと思えてなりません。

condon自身はもっと後まで活動(?)していたので他にも面白い録音があるのではないかと思います。この辺はまた別に捜して行きたいと思います。


2006-03-02 音楽

Gene Krupa 1942-1945 krupa

Gene Krupaの音源をもっと聴きたくて購入。Geneは1940年あたりから特に沢山の録音を残している様なのですが、コンプリートで入手しようとしても中々手に入りませんね。このCDに収録されているのは、1942年8曲、1943年無し、1944年6曲、1945年7曲となっています。随分音が違ってますね。1942年の最初の頃の録音では1938-39年代と同じ様にドラムについてはやや抑えられたアンサンブルとVocalを主に聴かせる音楽になっています。この年の録音にはTp:Roy Eldridgeがフィーチャーされてまして、歌もうたっちゃってます。中々Bluesしたボーカルで良いですよ。

1944年の録音4曲はV-Discというアメリカ軍の要請で作成されたシリーズのレーベルで音が結構良かったです。録音時間も長く5分以上も入ってました。調べたらこのシリーズのレコードは直径12inch、材質もビニルで音溝の間隔もシェラック盤のSPより狭く片面6分くらいの録音が可能だったそうです。

1942年の終わりの2曲と1944年5月のBuddy De Francoのクラリネットによるトリオではそれまでレコードではあまり聴けなかったKrupa 節が聴けます。以降のGene Krupa録音にはTenor:Charlie Venturaの渋ーい(ちょとクサい)演奏が入っています。

比較して聴いてみると1944年以降の録音から段々ドラムパートが派手にフィーチャーされる様になりますね。ここに入っている"Dark Eyes"(1945)の演奏とこの間Savoyで聴いた楠堂さんのユニットの演奏の構成がよく似てました。一般に知られているGene Krupaらしい(?)音源は1940年代以降のものからになるか?以降の音源がGene Krupaの音楽として参照されているのではないかな。1930年代では録音技術の未発達であったしフル編成のバンドとGeneのドラミングがバランス良く録れなかったのかもしれないなどと考える次第です。


2006-03-03 音楽

Ida Cox idacox

これまた初期の女性BluesシンガーIda Cox、1924-1925年です。

Mamie Smith,Bessie Smithと並んでRace Records時代の人気シンガー1896年生まれ。redhotjazzによれは最初は教会で歌ってて、家出して(?)ミンストレルショー等で歌う様になったそうです。

1923年が最初の録音でこのCDはVol2.1924年と25年終りの2曲はバックがLovie Austin and Her Blues Serenadersという女性ピアニストのユニット、Lovie Austinは後にKansasのピアニストMerry Lou Williams へ影響を与えたという人です。他にはMa RaineyやBessie Smithの録音にも参加しています。この人を追いかけてもなかなか面白そうです。録音によってこのユニットにJohnny DoddsやBubber Mileyらゲストが入っています。録音場所はシカゴです。

1925年はNew York 録音でFive Blue SpellsというユニットのメンバーがFletcher HendersonのグループでDon Redman,Charlie Green,Charlie Dixon等が入っています。(残念ながら録音が悪くてあまり良く聴こえない)Idaの歌はBluesですが、BesseiやRaineyの様な迫力のあるシンガーではなくすっきりした歌ですね。ドBluesではないですがMamie Smithと比べるとJazzぽいです。結構後まで活動していた人なので元祖Jazzシンガーという感じでしょうか。


2006-03-04 音楽

Ma Rainey 1925-1926 rainey

Ma Rainey CompleteシリーズのVol.3 

1925年録音の10曲はNew YorkでバックがFletecher Hendersonの楽団です。ジャケットにもありますがこのバンドには若い時のColman Hawkinsが入っています。ここではBass Saxを吹いています。編成が基本的にNew OrleansスタイルなのですがBassやTubaを含まないので代わりにBass Saxがフィーチャーされたのだと思われます。他にCornet:Joe SmithとかBuster Baileyとか中々の面々です。1926年の最初4曲はシカゴで5月の録音。同じくバンドバックなのですが、メンバーが全部違います。でもバンド名が同じ"Georgia Band"、いかにもいい加減でよいですね。この録音にはこの時代のBluesにはめずらしくAltoのソロが入っています。昔のBluesのSaxの演奏スタイルが聴けます。実はたいした事してないのですが、非常にユルいところが好きなのですよね。1926年6月の録音にはmusical saw ... ノコギリですね、あのヒューという音の楽器?がフィーチャーされていてタイトルが"Down In The Basement"。なんとなく雰囲気が分かります。

また"Jealousy Blues"という曲がありまして、リズムがなんとハバネラ。あのオペラ”カルメン”のフレーズなのですが、題名が訳すると”嫉妬のブルース”明らかに歌劇のカルメンのパクりの様です。こうクラシックをBluesでパクる様な遊びがあるという事は当時の黒人にもそれなりに教養があったという事を示していて非常に面白いと思います。


2006-03-06

Boswell Sisters boswell

三姉妹Connee,Helvetia,Marthaによるボーカルグループ。なんたらSistersの元祖。アンドリューシスターズの先輩にあたります。

油井正一さんの本によればバックがDorsey Brothersがやっていて、楽器のソロも聴けて大変お買い得なんだそうです。けど、、、やはりボーカル中心ですのであんまり楽器の音は聴けないのと、このCDのライナーにはバンドのメンバーが記載されていませんでした。期待して買ったのですが、これは残念。

ジャケット見た通りレトロですねぇ。デビューとしては数年違いの Andrews Sisters とジャケットを比べるとえらい違いがあります。Bosswell Sistersの活動期間は1925年〜1936年で、このCDには1932年〜1935年辺りの録音が入っています。AllmusicによればAndrews Sistersが本格活動を始めたのが1934年くらいからなので、世の中の様変わりを示していますね。

CDの構成がArt Deco Seriesというサブタイトルの通り古き良き時代の音楽というコンセプトで当時のヒットチャート(あったんだ)の上位に入ったナンバを集めてあり曲順も年代順ではありません。演奏はレコードリリースの他"film"当時の映画のトラックからも取られています。バックもDorsey BrotherだけではなくJimmie Grier(知らない)他、単に"with Orchestra"とかよく分からんでした。

音楽としてはまあSweetに近い感じでしょうか。Bluesな歌ではありません。非常に穏やかで、眠くなるくらい。(春の雰囲気・・・)曲としてはCab Callowayの"Minnie the Moocher's Wedding Day"やEllingtonナンバ"Sophoistcated Lady","St. Louis Blues","Dinah"など入っていますが、あんまり馴染に無い曲が多いです。。トリオで歌っていいるものが多いのですが、一人で歌った(おそらくConnee)ナンバ(Sophoistcated Lady)など聴くと歌唱力は抜群かと思います。一曲目が"Rock And Roll"という曲でライナーによればこれが世界で最初に音楽で使われた"Rock&Roll"だろうとあります。

この後中の一人Connee Boswellは独立して後まで活動していましたので、これはこれでまた聴いて行きたいです。


2006-03-07 音楽

carnegie1938

From Spirituals To Swing

1938年1月のベニーグッドマンのカーネギーコンサートに続いて同年12月にカーネギーホールで行われたJazzのプロモータ/パトロンである、ジョン・ハモンド企画によるJazzコンサートです。タイトルを"From Spirituals To Swing"と銘打ちCount Basieの楽団を中心として黒人、特にハモンドお気に入りのKansas出身のMusicianを大々的にフィーチャーして行われた歴史的コンサートです。実際には翌年1939年の12月にも同様の企画でコンサートが行われていまして、このBoxにはその2年分のコンサートの模様が三枚のCDに納められています。 このコンサートの様子はこれ以前にもLPで何度か発売されていたそうですが、このBoxはそのLPの再復刻と同時にLPには収録されていなかった未発表の録音も含んでおり、またオマケで1938年のコンサートの時のプログラムまで復刻させた豪華コンプリートBOXとなっています。プログラムの表紙がBessie Smithになっている事に注目して下さい。ジョン・ハモンドは1937年に亡くなったBessieSmithの音楽を高く評価すると供に、当時流行って市民権を得たSwing Jazzが黒人ルーツである事実を広めるべくこのコンサートを企画して行ったものと言えます。残念ながら音は良くありません。やはりコンサートの録音環境がスタジオとは異なっているからでしょう。 何分中身が濃いので一枚ずつ紹介します。コンサートの最初はCount Basie楽団の"Swingin' The Blues"で始まりますが、これが未発表。音は悪いのですが堂々としたLester Youngのソロが聴けます。これは貴重ですね。この後Basieの楽団、Kansas City FiveのLesterのCla/Tenor(Claの方は未発表)、Basieの小編成、Helen HumesのBlues等が続き、次にMeade Lux Lewis,Albert Ammons,Pete Johnsonの三人によるブギウギピアノの演奏が入ります。収録曲中一曲"It's All Right Baby"を除いて4曲が未発表で、この時初めて公に”Boogie Woogie”という言葉が使われてBoogie Woogieという音楽が白人を含めた一般市民(?)の前で初めて演奏された、と油井正一さんの本にありました。 ピアノによるBoogie Woogieの後にピアノにAlbert Ammonsをおいたまま(この演出が憎い)Bass:Walter Page,Drums:Joe Jonesを入れたトリオの演奏が入り、次にゴスペル/ブルースシンガーのSister Rosetta Tharpe のギターと歌を聴かせます。Rosettaの歌は未発表です。Swing が如何にGospel,Blues,Boogie Woogieと密接に関係しているかをハモンドが意識しており人々に知らせようとしたかがよく分かります。 この次に"Mitchell's Christian Singers"というボーカルグループのこれまたホンモノのゴスペルの歌が三曲入ります。クリスマスですからね。この演出も憎いです。→ From Spirituals To Swing

2006-03-09 音楽

Rosa Henderson 1923 rosa

1896年テキサス生まれのBluesシンガー。名前はHendersonですがFletcher Hedersonとは血縁なしだそうです。New York へ出て来てMusical Comedieをやっていたところをピックアップされたとallmusicにはあります。活動は1923-1932年10年弱でしょうか。その割には結構録音を残した人です。このCDは1923年分ですが重複テイク除いて21曲入っています。何で買ったかと言うとFletcher Hendersonがよく一緒にやっているので兄弟か親戚かと思ったのですが、違いました。音楽としてはMusicalのシンガーでもあるからでしょう、歌唱法はBluesぽいですがドBluesという感じではありません。1923年の録音ではあまりバンドは入ってなくてFletcherのピアノ伴奏が多いです。バンドではFletcherとDon Redman の入った録音1923,Jul と 無名の"Her Virginians"-1923 Sep の2曲。無名の"Her Virginians"の演奏が結構しっかりしていてアレンジもちょと捻っている、Fletcherの楽団の方がいい加減な感じがありました。もしかしてMusicalの専属バンドか?面白いです。

同じく1923 Sepの録音に一曲、"I't Won't Be Long Now"ピアノFletcherにColman HawkinsのTenorの入った録音があります。 HawkinsのTenorのソロが聴けるのですが、もしかしてHawkinsのテナーソロっこの録音てこれが初めてではないかな?

通して歌はPianoのDuoの方が良い録音が残っているみたいです。良かったりそうでもなかったり、少々むらがあるかも。Redhot.comによればRosaは1932年まで活動してその後引退してデパートで働いたりしていたそうです。


2006-03-10 音楽

Benny Carter Vol.3 benny

Benny Carter BoxのVol.3 です。タイトルがBack Bay Boogie、時代は1940年〜1946年、やや長い期間ですが、これが最後のSwing時代かも。1940年5曲、1941年6曲、1942年無し、1943年2曲、1944年3曲、1945年2曲、1946年7曲納められています。1940年録音はColeman Hawkins,Tp:Roy Eldridge、とのピアノ無しの六重奏が2曲入っています。リズムがギター4つ刻みでちょと古臭い感じがよいです。同年BennyCarterOrchestraの"Boogie Woogie Sugar Blues"はゴスペル調でこれまた良いです。1941年に入っては何曲かAltoとTpと両方吹いてます。"Lullaby To A Dream"ではリードTpもやってます。スローテンポの"What A Difference A Day Made"がまた良いです。

飛んで1943年"Poinciana"のリードAltoがとてもSweetでよいです。ちょと音が悪いのが残念ですが。この時期の録音ではトロンボーンのJ.J.Johnsonの初期のソロが聴けます。1945年頃までSweetな感じのSwingが続いて1946年の録音から次第に華やか音楽になってきます。

1946年の終わり4曲がGtを含むQuintetで、トラディショナルな4beatが1曲、スロー2曲、ややモダン風味の"Bye Bye Blues"が入っています。戦後のあの時期で、Bennyの音や奏法も変わって来た感じがあります。そろそろSwingから遠ざかってくる感じになってきています。


2006-03-12 音楽

From Spirituals to Swing-2 carnegy1939

1938年12月カネーギーホール"From Spirituals to Swing"の続き。これまた中身濃いです。一枚目で演奏されたGospelの次にNew Orleansスタイルの演奏が入ります。メンバーはSop:Sidney Bechet,tp:tommy Landnier,Tb:Dan Minor,P:James P.Johnson,Bass:Walter Page,Dr:Jo Jonesとすごい。CDには三曲入っていますが2曲目"MilenBerg Joys"は未発表。

次にBig Bill BroonzyのGt,Voにピアノが再度Albet AmmonsでBluesです。何かみんな笑っているのだけどよく分からない。(^^;)そしてSonny Terryのハープと歌、というか「声」この人足でリズムを取りながらハモニカいて一緒に声を出すという演奏なのですね。どちらもカントリーブルース。この2曲は以前のライブ盤では収録されてない未発表だそうです。

この後Japmes P. JonsonのRagTimeのソロピアノに続きCount Basie楽団が入りEvery Tubが演奏されます。レコードでは有名な曲ですがここでもLester節を存分に聴かせてくれます。次にJimmy Rushingの歌が入りStealin' Bluesで盛大に終わります。最後がkansas City Sixによるキレの良いSwing、After You've Goneでシメられます。最後の三曲も未発表だったそうです。どれも良い演奏なのですが、After You've GoneはJamっぽくて演奏時間が長く途中で切れている感じがありますね。もしかしたら途中で録音Discの交換か何かがあったのかもしれません。

ボーナストラック?の様ですが、同じ年の六月に行われたKansas city Five,PianoはBasie、の3曲がはいっていまして、曲目はOh,Lady Be Good,Allez-Oop,Mortgage Stomp、Allez-Oopを除いて未発表。演奏は非常にリラックスして良いと思うのですが当時レコードリリースされた録音では無い様です。Hamondが企画した様ですが、何のための録音だったのかな。。。

このCDの終わりに次の年1939年12月24日に再度行われた同じコンセプトのコンサートFrom Spirituals to Swing"の最初の三曲が入っています。The Golden Gate QuartetのGospel、、正にFrom Spiritualsです。

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わたなべきょういち [ この音源熱いですよね!!ゴールデン・ゲート・カルテットは、聴いた当時ビックリしました。  にしてもこんな熱い企画..]

ためすけ [をー、わたなべさん。さすがご存知でしたか。今度ここいら古い話しも聞かせて下さい。 ]


2006-03-14 Tool

ipods

iPod

車でiPodを聞くのに、カセットテープ・アダプタを使っていたのだけれど、プラグの根元が接触不良を起したらしく音が出なくなってしまいました。で、次にFM送信機にしてみたのだけど、音も良くなるかなと思ったのだけれど、、、音声レベルが低い、車のノイズは拾う、走っているとそこいら中の電波で雑音が入って自分の音が聴こえなくなるなど。かえって使えない事が分かりました。しょうがないのでカセットアダプタのプラグを修理しようとしました。しかし、ステレオミニプラグなんて近頃何処にも売ってない!!散々捜して石丸の電気やの片隅にありました。昔はホームセンタあたりに行けばその程度のパーツは何処かしらあったのだけれどね。こういったパーツが手に入らないって事が間違ってるね。半田コテは売っているのにね。色目が合わんというのはしょうがないとして一応復活。高音域がFMにくらべて弱い感じがありますが、大体聴くのは1920-30年代ものばかりなのでよしとしよう。

ケータイ着信

前に ケータイ着メロがうまく作れない と書きましたが、試した処分かりました。YamahaのツールのSMAF サウンドデコレータ (SSD)で変換フォーマットをMA-5にすればBinBからのMIDIファイルが変換出来ました。ただしツール内蔵のFM音源音色は携帯実機とはかなり違うので実際の音はいちいち転送させながら確かめなければなりません。面倒ですね。


2006-03-16 Musician

Tenor , Cla 渡邉恭一

勝手に紹介しちゃいます。第25回浅草ジャズコンテストグランプリ受賞。こちら→Blog

以前Savoy前身の茶房廊時代にバンジョーの青木研さんたちのユニットで一緒に聴かせて貰いました。小難しい事しないSwing系のストレートなTenorでをーすごい、気に入ってしまいました。ただ使っている楽器がSelmer SerieIIなんで、その音楽Selmerでやっちゃ邪道だお、と2回目Savoyのオープニングライブの時に私のBuescher TrueToneを吹いて貰いました。いやぁ良かった。機会があったらまた聴きたいと思っていたのだけど、中々行けなくて、そのうち浅草Jazzコンの本戦出場と聞いておそらく何だかの賞は取るだろうと思ってました。で、結果グランプリでした。すごい。まあ、意外だったのはこのスタイルのJazzプレイヤは非常に少ないし(特に若い人では)一般的なJazzコンという性格から考えて審査対象からはズレてるいので奨励賞くらいではないかと思っていたのです。これで、こういうスタイルの音楽をもっと見直して聴いてくれる人が増えると良いですね。何、青木研さんがJazzLifeに載るって?これまたずごいですね。JazzLifeってModernJazz以前の音楽はゴミ扱いだったのにね。ようやく歪みに気付いて来たかな。

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きょういち [ 遅ればせながらご紹介ありがたうござひます! おかげさまで本当に良い楽器を手に入れることができましたし、 それがあ..]

ためすけ [お役にたててうれしいです。何かと忙しくなるでしょう。これからもよろしくおねがいします。 ]

Beatriz [Super intfamroive writing; keep it up.]


2006-03-17 音楽

Lost Sounds - 1 LostSounds

以前紹介のLostSoundのCDです。DiscUnionにあったので買ってきました。Amazonでも入荷した様ですが、DiscUnionの方が安いです。CDは2枚組で、丁寧なブックレットが付いて来ます。書籍を読まなくてもこれだけでも結構ためになります。

CD-1はサブタイトルが"Vocal Harmonies","Minstrel & Vaudeville Traditions"となっていまして、前半に主に当時人気のあったボーカルグループ、後半にミンストレルショー、ボードビルショーからのアーティストを紹介しています。録音は1893年から1920年の鑞管レコードとSPです。最初の4トラックに鑞管音源の男性ボーカルカルテットが入っています。非常に正統的なコーラスでGospel及びGosel風です。何が違うかとというと歌詞の内容がGospelか、ではないかの違いで歌そのものは全く変わらんと言って良いでしょう。Blues要素は無いです。SP時代に入ってGtとのDuo、Vocal Quartetが何グループか。その中Fisk University Jubilee Quartetのバスの利いたコーラス、Apollo Jubilee Quartetteの"Swing Low Sweet Chariot"は良かったです。またPianoを入れたRight QuintetteはPianoがオケみたいな役割で殆ど発声法はオペラ、音楽は素朴なGospelではなくMusical仕立ての「出し物」の音楽になっています。

後半に当時の人気シンガー最初の黒人エンターテイナ、George W. Johnsonの録音が6曲入っています。新発掘の音源もあります。一曲、当時George W. Johnsonの参加しているミンストレルショーの断片が録音されている鑞管音源がありました。ちゃんとオーケストラ(吹奏楽ですが)が入っているのですね。これは面白い。他にボクサーのJack Johnsonの何言ってかよく分かんないモノローグ(?)

最後にNoble Sissleという人の録音があります。この人はSidney Bechetが傷害事件を起したためBerlinでvisaが降りずに足止めされている時にオーケストラで巡業にいってBechetを連れ戻してくれた?人です。音楽としてはブラスバンドの伴奏によるBluesではない普通のMusical風の歌ものなのですが、この音源のレコードタイトルにNobleをSingerとかVocalではなく"Tenor"という表記になっているのは当時ただのエンターティナとしてではなく真っ当な「音楽家」として扱われていた事を示すのではないかと考えられます。

アタマ切り換えなければならないのですが、現在のクラシックと非クラシック音楽を区別して格付けする様な音楽観は第二次世界大戦終戦*以降*発生したもので、それ以前はクラシックと非クラシックの区別はされずに平等に「音楽」として位置づけられていたという事を念頭に置かないといけません。この点に関してはまた後程。一応検索リンク→Lost Sounds


2006-03-20 音楽

Orquesta Aragonaragon

一時期リバイバルしてたくさん復刻されたのですが、なぜか最近手に入らなくなってしまいました。Charangaの人気バンドオルケスタ・アラゴンです。これは1956-1957年の録音が入ってます。CharangaはViolin:3,Flauta,Conga,Timbales,Guiro等パーカッション、Piano,Bassなど。ViolinとFlautaが入っている処がミソで、音楽全体はパーカッションが主体に聴こえて来ますが優雅なダンスミュージックですよね。リズムとしてはCha Cha Chaが多いです。ゴリゴリのSalsa,Mamboとはまた違います。

Flautaはジャケットには写ってないですが、音を聴いたところではやはり木管だと思われます。大体、最高域を使ってオブリガート的に吹いています。木管なので音が柔らかく、本当に鳥が鳴いてるかの様に聴こえます。いささか音程がわるいのはご愛嬌か。これもルーズでいいなぁーと思うのはFlautaパートはあまりシカケもなく一人で好き勝手、気ままにImprovisationして吹いる処でしょうか。こういう面はJump BluesのHornパートと同じですね。まぁ自分的にはこういう勝手気ままな世界が好きなんだな、要は。しかしこのスタイルの音楽が20世紀の中頃から特に減って来たという事は音源聴いて分かるところです。


2006-03-21 音楽

Alberta Hunter 1924-1927 hunter

非常に面白い人です。1895年生まれ、Race Recordsの時代よりも前に活動を初めて1970年代まで歌い続けたBluesシンガーです。Race Records時代のシンガーは大恐慌、または第二次世界大戦あたりでリタイアしてしまう場合が多いのですが最後まで歌い続けた人は珍しいです。

redhotjazzによれば12才で家出してBluesシンガーになりたくてChicagoに出て来たそうです。1911年にプロスタートだそうです。1911年はまだ第一次世界大戦前で、Neworleansが栄えていた頃ですが、その頃からChicagoで歌っていたというのはタダ者ではないですね。 参考URLはこちら。

レコードリリースはMamy Smithのちょと後1921年から、このCDは1924年でVol.3ですからかなり多作なシンガーですね。歌としてはBluesとしてジャンル分けされている様ですが元々はVaudeville-Bluesにあたるかと思います。Mamie Smithより迫力ありしっかりした歌い方をします。声量のある声ですが、Ma Raineyの様な土臭さは無いです。BlueNoteは使われますがあまり強調されない歌い方でした。時代が下ったらどうなるかはまだ確認していませんが。この時代のバックはFletcher Henderson,Clarence WillamsやBuster Balley,Louis Armstrong,Shidney Bechet等当時としてはTopクラスのメンバが付いています。年代的またはスタイル的に、元祖Jazz Vocalと言えるかもしれません。


2006-03-23 音楽

tamaki

玉木宏樹

この人も変わった人です。演奏家で作曲家、映画やラジオ/テレビの音楽の仕事もやって結構なお歳ですがコンピュータは使うMIDIは使うシンセサイザは操るメジャーな仕事をしているにもかかわらずアウトロー。 「音の後進国日本」は1998年刊、「純正律は世界を救う」は2002年刊です。どっちも古本なのですが、1998年の方はオマケでCDが付いているのですが欠落してました。内容はマスコミの音楽批判、音楽教育、JASRAC問題等、プロフェッショナルへの文句、多岐に渡り、純正律音楽の勧めとあいなります。当然ご自分でPureToneの音楽を演奏されます。要は本当に音楽が好きな人で音を大切にしたいので毒舌になってしまうのでしょう。山の手線の駅の発車音を、良い音、不快な音などサンプリングして検証したりもしてます。 絶対音感もありものずごく耳の良い人で何でも完璧に耳コピーしてしまうそうですが、本人は音楽をやるのに絶対音階は特に必要ないと述べております。絶対音感をチヤホヤしているから日本の音楽はダメだと言っています。音楽に必要なのは鋭い相対音感覚だそうで、これには励まされますね。平均律のピアノの歴史と音楽の変遷については平島さんの著作より詳しいです。 音楽全般に詳しく、JazzもRockもエスニックも何でも聴いています。Jazzはあんまり詳しくないと書いていますが、平均律ピアノの歴史からもModern Jazzを「平均律を最大限に利用した音楽」と看破しておりバークリーメソッドはご存じない様ですが、 本質 は見抜いておられます。古いSwingはPureToneの音楽であるとも書いており、ちゃんと聴かれています。平均律音楽は好かんという人なのでModern Jazzにはあまり興味無いのは正しい判断でしょう。 wwwはこちら。 とにかく幅広く面白い人で他にも著作があります。お勧めです。書籍検索リンク→玉木宏樹

2006-03-26 楽器

Buescher TrueTone Altobuescher

何かと曰く付き?の様な楽器です。eBayで入手、調整出して先日返って来ました。

ウソかホントか?という事でもありますが、以下eBayの解説文。Buescherの1933年ものの様です。とりあえず原文を。お話はまた後程。

I PURCHASED THIS SAX AT AN ESTATE AUCTION. AFTERWARDS THE ELDERLY GENTLEMAN WHO OWNED THE REAL ESTATE TOLD ME HE TOOK LESSONS WITH IT AS A CHILD. HE SAID HIS FATHER RECEIVED IT FROM THE LEAD SAXOPHONIST FROM THE TOMMY DORSEY BAND! HE SAID THE MAN WAS TERRIBLY DISFIGURED AND WHEN TELEVISION BECAME POPULAR AND THE BAND BEGAN TO APPEAR ON THE AIR, HE WAS FORCED TO QUIT THE BAND. THE CASE IS BLACK WITH A METAL TAG ON TOP THAT SAYS BUESCHER, ELKHART, IN. THE HANDLE HAS BEEN TAPED. THE CASE LINING IS PURPLE AND HAS A GOLD TAG ON INSIDE COVER THAT SAYS CLASS OF 1933. THE CASE OVERALL IS IN GREAT CONDITION. I DON'T KNOW ANYTHING ABOUT SAXAPHONES BUT I'LL DESCRIBE IT THE BEST I CAN. THE FRONT OF SAX IS ETCHED WITH A FLOWER DESIGN WITH THE "BUESCHER, ELKHART, IN. U.S.A." IN THE CENTER. ON THE BACK SIDE NEAR THE BOTTOM THERE IS A SERIAL # 257154. THERE IS ALSO A BELL INSIDE OF A TRIANGLE TRADEMARK, THAT SAYS TRUE TONE, LOW PITCH, LICENSE, PAT. DEC. 8, 1914. CLOSE TO THE TRADEMARK THERE ARE TWO SPOTS THAT HAVE BEEN SAUTERED. (CHECK PHOTO). THERE IS A SMALL SPOT, CLOSE TO THE THUMB REST ON THE BACK, WHERE THE FINISH IS WORN OFF FROM YEARS OF PLAYING. THE FINISH ISN'T BRASS LIKE MOST I'VE SEEN. IT LOOKS MORE LIKE A SILVER OR PEWTER FINISH. THERE IS A SMALL DENT IN THE CURVE OF THE SAX. (CHECK PHOTO). ALL OF THE LITTLE PADS AND LEVERS SEEM TO BE IN GREAT WORKING ORDER. IT LOOKS LIKE IT NEEDS GOOD POLISHING, BUT I WASN'T SURE IF THAT WAS THE RIGHT THING TO DO, SO I LEFT IT ALONE. THIS IS A GREAT QUALITY MADE VINTAGE SAX WITH A GREAT HISTORY!!!! MODEST STARTING BID WITH NO RESERVE. GOOD LUCK!!!

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Cyelii [Stay with this guys, you're helipng a lot of people.]

ブランドコピーブランド [ラッピングをお願いしたところ、メーカーの手提げ袋をつけてくださったのでとてもよかったですが、それを始めから商品説明の..]

シャネルJ12時計 [付属品記載が箱、Gカードでしたが届いたものは箱なしでした 記載ミスです、すいませんで簡単に済まされましたがPC.ス..]


2006-03-27 音楽

BigBand Box Tommy Dorseydorsey

それでこちらの楽器ですが、これは「Tommy Dorsey楽団のReed Saxで、Dorseyのテレビ放送が始まった頃に顔が悪いと解雇された」プレイヤの使っていたもの、だそうです。ずいぶんひどい話しですが、Jokeなんでしょうかぁ。さて・・・

丁度BigBandBoxにTommy Dorseyが入っていたので、調べてみました。Tommy Dorseyは Jimmy Dorseyの一つ下の弟で兄弟揃ってバンドを作り、Dorsey Brothersの名前でも売り出した事があります。以前紹介したEddie Kondonらと一緒に録音したものもあります。ドーシー兄弟物語なんて映画もありました。

このシリーズには年代で1936年から1947年の間の録音が入っております。1947年のヒット曲"I'm Getting Sentimental Over You"が入っています。それにしても兄のJimmyとは随分感じ違いますね。どうしてもスーパーマンのクラークケントを思い出してしまう・・・

Tommy DorseyはSentimental Gentlemanなどとも呼ばれています。音楽はSwingですが、Glenn MillerやBenny GoodmanよりもSweet志向でしょうか。Tromboneの事はあまり分からないのだけど、この人の音は超人的に美しくないですか?

それで件のTV放送についてですが、 この様な記事がありまして、バラバラに活動していた兄弟が1953年に再度一緒の楽団を作りTommyDorseyの名前で1954年からCBSでテレビ番組を始めたのだそうです。1950年代になるとそろそろSwingも下火、TVやラジオのメディアが普及して来た頃でもあります。それまでのバンド活動だけではやって行くのが難しい時代になったのではないかと推測されます。Tommyの風貌はあまりJazzManらしくなく、典型的なアメリカの中産階級のお父さんという感じで、そういったキャラクタもあり番組が作成されたのではないかなと、考える次第です。このTommy Dorseyショーは当時無名のプレスリーを出演させた事で有名だそうですね。DVDでもあれば見てみたいです。

CDのライナーによると1947年以降何度か楽団は編成を変えているそうなので、楽器の持ち主は1947年時点のメンバーではなさそうです、またCD捜しをする事となります。

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soichi [ファビュラス・ドーシーを聞くべし!です。]

ためすけ [聴きましたす。映画もDVDみまっした。日記に書いてないけど。]


2006-03-28 音楽

Jimmie Lunceford CD Box lunceford

Jimmy LuncefordのBOX版です。「クアドロマニア」って日本語で書いてありますがリリースはドイツです。Disc Unionの中古コーナで購入。4枚組シリーズで面白い事に中の解説書は録音の日付とメンバーのみで他何も記載されていないです。1935年から1945年までの録音が納められています。枚数から言ってコンプリートかなと思って このあたりと 比較してみたら1935年の録音2曲を除いて全部ダブってました。(笑)

Luncefordの音楽は以前も書きましたが垢抜けてないのが良いところのSwingです。年代としてはSwing時代なので、目指す処はBenny Goodman、Glen Miller、Tommy Dorseyあたりなのでしょうが、どうしてもBluse臭さが抜けません。やればやるほど頑張るほどにBluesになちゃいます。"Annie Laurie"なんて白人のSweetバンドがやりそうな選曲があるのですが、実際の演奏は本当にドBluesになってしまってます。

ライナー見直したところ気が付いたのですが、ボーカルは入っているのですが、専門ではなくバンドメンバがボーカルを兼ねてました。コーラスもメンバーでした。バンドをこのままバラバラにするとJumpBluesのバンドが3つくらい出来そうです。

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きょういち [ ジミー・ランスフォード良いですよねー!やっぱり、彼の楽団だとオーソドックスにサイ・オリバーアレンヂものが結構好きで..]

ためすけ [そうですね、演奏ばかりでなくアレンジも注意して聴いたら良いですね。ライナーによればSy Oliverは1939年くら..]


2006-03-30 音楽

Lost Sounds -2 LostSounds

以前紹介Lost Soundsの2枚目。

2枚目シリーズは"Aspirational Motive","Dance Rythms"とサブタイトルが打ってあります。

CDの前半ですが、こちらには黒人、、、というか正確には"African American"としての立場による演説が一部が入っております。残念ながら意味よく分かりません。次に完全にクラッシック、またはクラッシクをベースにしたエンタテイメントが何曲か収録されています。ソロボーカル、コーラス、ボーカルカルテット、Violinのソロ等が録音されています。曲目にフォスターの"Old Black Joe"やSpritualの"Sometimes I Feel Like A Motherless Child"が朗々と歌われる様(Bluesではない)は中々驚きです。フランス語で歌われるソプラノシンガーもすごい。最後に詩の朗読と思われる録音が入っております。これらを聴いて分かる事は1900年初頭のAfrican Americanの教養は並みではないという事でしょう。同時に非常に誇り高い人々が数多く存在した事が感じ取れます。Black(黒人)という呼び方自体は差別的なので"African American"という呼ぶ方が適切かと考えられますが、当時から本当に「アフリカ出身のアメリカ人」の豊かな文化/生活があった事は確かでしょう。

後半には当時有名なラグタイムバンド"Europe's Society Orchestra"、ラテンの香りのする"Joan Sawyer's Persian Garden Orchestra" (1914年録音!)、元祖JazzClarinetのWilbur C. Sweatman等が収録されています。

その中に特に面白いと感じたのは(解説にはmystery recordとある)1917年録音された、OriginalDexieJassBandと似ていますが編成が少しい大きい"Blake's Jazzone Orchestra"というバンドの演奏があります。これは録音はODJBの少し後ですが、曲想といい演奏形態・構成といい、むしろこっちの方が元祖じゃないの?という感じの演奏でした。ODJBと比べてユルいのですが、そこがまた良い処です。

また最後にW. C. Handy's Memphis Blues Bandの"St. Louis Blues"が入っています。全体にはブラスバンドぽいのですが、アレンジされた部分とJam風アドリブで応答するImprovisationの部分が入り交じっており、これはやはり元祖のJazz/Bluesかなと感じられます。やっぱご推薦。リンク→Lost Sounds


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