議会リポート2001年(平成13年)

2001年(平成13年) 2001年12月21日臨時議会 2001年12月議会 2001年11月19日臨時議会
          2001年9月議会 2001年6月議会 2001年3月議会
          オンブズマン条例が可決しました                

2001年12月21日臨時議会リポート

現場からの報告
合併問題で流会になった定例議会。今回の議運はすんなり終わり、10時20分には開始された。議案は一般議案を先に審議し合併3議案を後に回すことにした。現在午後7時共産党の山中議員の質問である。後10人の質疑があるので12時までには終わりそうにない。今日はこのまま進み日程を延期して日を改めてもう1日とらざるを得ないと思う。合併について多いに議論することは賛成であるがいたずらに審議を引き伸ばすのはやめていただきたいと考えている。今日は今のところそのような動きはない。しかし、共産党の議員は合併に反対である。反対討論をするのなら筋は通るが質疑をしてここを改めてほしい等と3人共々質問するのは分からない話である。
9時に食事をして、10時半になる、共産党の塚本さんの質問が続いている。都市間の競争を煽る施策を批判しているが、今後の都市のありようはまさしく都市間の競争になると思う。この場合競争とは発展の競争ではなくオリジナリティーの話だが、地域の格差をどうするのかという話とは違う。格差を生かすということだ。金子議員の質疑がある。
11時半。議事日程の延期が行われる。明日午前0時5分から明日の会議の宣告があり本日の議会は終了した。
全員がリポビタンDを飲む。0時5分再開。星田議員の質疑から始まる。
裁判の費用については105万 1123万の弁護士費用が企業団よりつくば市になるという答弁だが、弁護士費用が高すぎると思う。
中野被告は企業団の金を横領したのではなく、信金をだました詐欺事件として考えているから監督責任は違う。提訴中ではあるが、使用者責任はないと思うし、中野被告は詐欺事件として位置付け自分で支払うといっている。
1時10分共産党の滝口議員の質疑。茎崎町とつくば市は計上支出率83%という財政的によくない。
滝口氏は合併のメリットはあんまりないのではないかと訴えている。別に合併しなくても自立していける自治体でなければならないということのようだ。私も肯けるところはあるが、茎崎町との合併はそんなに大きな政治的問題ではないのではないだろうか。13年前のつくば市の合併は政治的な大きな問題であったと思う。じゃーどうして現在はそれほど大きな問題ではないのか、それは時間の問題と民意の政治的成長ではないだろうかと思う。13年前は町がなくなるという不思議な感覚が市民にあった。ところが現在ではそんなことはないと思われる。ここが違うと思う。それは何かということを述べれば合併というのは、多くの自治体で行われることになるだろう。
午前3時休憩の後、亀山議員の質疑。なぜ合併が必要なのかわからない。論理的なメリットを話してほしい旨質問があった。執行部は説得力のある説明ができない。なさけない。
午前4時、飯岡議員の質疑。質疑終了
討論に入る。滝口、山中、塚本、金子、亀山議員より反対討論があり今井、兼平、大野、飯田議員より賛成の討論があり6時討論終結。合併議案は賛成多数で可決。

私は賛成討論の出番はなかったが発言すべきであったと思われる。茎崎町の名誉の為にも、語るべきことはあった。当時茎崎町は政治的にも民度も他の町村より優れていたこと、だから合併に対して茎崎町への吸収合併を望んだ。それから、遅れを取った筑波町も同じく民度は高かった。
 私は茎崎町との合併はつくば市に取って大きな政治的課題ではないと感じている。それは、茎崎町に取っては大きな課題であることは確かだが。その違いは昭和62年のつくば市合併の時に大きな政治的課題であったものが現在つくば市に取ってはそれほどのものではないということである。終わり。


 

12月議会報告レポート

語るにも情けないことになった。私は今回も議会は流会騒ぎになるだろうと思い、議長に対して法による議会開催請求を用意していた。そして提出したが法はやぶられ流会となった。あきれるが、この惨状に力を落とすと既存の政治勢力を温存することにつながるという仕組みが現在の日本の政治である。いやになる方が負けということです。つまりこんなつまらん政治はヤーメタということが負けにつながるのです。こんなつまらん選挙はヤーメタも同じことで既存の政治を温存することにしかならない。故に市民には申し訳ないが現場では、それ程落胆はしなかった。むしろ冷静に行動を取った方である。
この件については「利権政治の残滓」というコラムを市政への発言のコーナーに書いて置きましたから参考にして下さい。初日ということですべては流れ議員の一般質問も市民からの請願も審議せずであった。議長、副議長、議会運営委員長の責任は又も大きいと言わざるをえない。

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2001年11月19日臨時議会

9月議会流会のため臨時議会が行われた。これは、合併にともなう特別委員会を設置するかしないかが議会運営委員会で意見が割れ、そのまま時間が流れ流会となったもの。定例議会が流会するということは、是が非でも避けることで責任を痛感すると同時に対策を考えなければならない。

この日はほとんどの議案が専決処分したことの承認となった。はじめに報告22号から25号のそれぞれの事故関連の和解の報告があった。続いて承認6号から承認20号までの先決処分の承認を求めることについて説明があった。すでに9月議会に説明があった議案なので説明が省かれたが項目は下記の9月議会報告のものと同じです。

主な案件

○一般会計補正予算4億6,664万を増額し歳入歳出予算の総額を488億9,516万9,000円とするもので下記の事業にあてるものです

総務費・過誤納環付金2,000万を増額、
    北部地域振興整備計画策定調査委託料400万
民生費・介護慰労金支給事業扶助金300万を増額、
    知的障害者デイ・サービス事業委託料1,024万4,000円
    送迎用車両購入費717万4,000円 
衛生費・真空集塵機補修工事4,042万5,000円
農林水産費・集落営農経営確立支援事業補助金1,337万6,000円、
    大豆乾燥調整施設建設補助金375万、
    ふれあいの里塗装工事976万1,000円を計上
    土地改良工事費4,037万6,000円を減額
商工費・筑波山市営駐車場仮設トイレ購入24万1,000円
土木費・歩道用隧道設置事業委託料6,000万、市道新設改良工事4,500万、
    下水道事業特別会計繰出金6,219万2,000円をそれぞれ増額
消防費・消防団員退職報償金129万7,000円、
    消防団員退職報償金掛金146万1,000円増額
教育費・上郷、大形小学校グランド整備工事1,635万8,000円、
    筑波西中学校用地購入費2,390万8,000円、
    筑波学校給食センター設計委託料1,184万4,000円

○ 下水道特別会計補正予算4億1,745万円を増額し歳入歳出予算の総額を55億8,145万円とするものです。
    改修工事1億5,400万、新設工事1億6,000万、設計委託料1億345万
○ つくば市市民活動センター条例は市民の手による継続的なまちづくりの支援を目的にセンタービル内に設置するものの運営にあたっての条例です。

以上が主な案件です。それから決算特別委員会の設置があり私が委員長に推挙されました。

今回の臨時議会で記述しておくべきことは、9月21日の流会から日数が経ち過ぎていることや9月の流会について議長から公式な説明やお詫びがなかったこと、合併に関する特別委員会の設置は議案に上がらなかった等と議会運営のお粗末さがあげられる。
それに執行部も先決処分をすればという議会軽視の態度が見えることが上げられ双方に議会を重んじる態度が希薄であるといえる。民主主義を重んじていないということにつながる。

主な議案については9月議会にて質問しているが、ここで語るべきは市民活動センターの突飛な立ち上げである。12年度の予算で「つくばまちづくり支援センター(仮称)に向けた検討調査報告書」が国土庁、都市整備局、つくば市の三者で策定されているのだが、今回の立ち上げはこの策定書にそった立案ではなく早く作ろうという魂胆が先にあるとしか見えないのである。委員会での私の質問にも策定書との整合性を持って応えられず、とにかく活動しながらかたちにしていくという方法をのべるばかりである。政策の立ち上げがしっかりと積み上げられないのが現在のつくば市の行政には見られる。この問題を解決することが今後の行政の大きな課題として求められている。

「長の専決処分」
地方自治法第百七十九条 普通地方公共団体の議会が成立しないとき、第百十三条但書の場合においてなお会議を開くことができないとき、普通地方公共団体の長において議会を召集する暇がないと認めるとき、又は議会において議決すべき事件を議決しないときは、当該地方公共団体の長は、その議決すべき事件を処分することができる。 
(2)議会の決定すべき事件に関しては、前項の例による。
(3)前二項の規定による処置については、普通地方公共団体の長は、次の会議においてこれを議会に報告し、その承認を求めなければならない。

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2001年9月議会リポート

平成13年つくば市9月定例議会が流会

9月定例議会は6日に召集され、報告6件、承認2件、認定8件、議案13件が上程され審議されたにもかかわらず、最終日に議会を開かないまま流会になった。
 
このことについて、議会運営委員会(議運)をはじめ、議長、副議長は事態の重要性を感じていないようだ。
 私は流会を避けようと思い調整にあたった。しかし、議運の委員長(慶野氏)の、合併に関する特別委員会を設置しなければ開会しないという執拗な意見と、議長(福田氏)の議運の意見がなければという意見に調整ができず、流れてしまった。これは市民を忘れた行動としか思われない。

 特別委員会の設置と定例に上程された議案(市民生活に関する)は別に考えなければならない。開会を宣言し一般議案を審議、議決し、それから日程の延長をして休憩をとり、委員会の設置について新たに話し合いを持つのが議会運営の運びというものだ。それがなされなかったのは故意に流会にしたということに他ならない。議運の委員長、議長、副議長は責任の所在を明解にする必要がある。

合併問題についての意見

 そもそも現段階になって特別委員会というのはどうなのか。法廷合併協議会が具体的に始まったのは平成11年11月からである。次の12月議会に議決したいという運びになってから騒ぐのはおかしいと思う。それでも設置するというのであれば12月末か1月末までの期限付委員会にすべきと、私は委員会の設置には賛同した。それは多くの議員が合併について、その意義を話し合うのは良いことであると考えるし当然のことであるからである。
 問題なのは、そのことを話し合いとしても合議にいたらず、朝の10時から夕方5時まで開会もせず議会そのものを流会にしてしまったということである。

私も当初から特別委員会を設置することが必要であると思ったが、議会内ではそれ程特別委員会の設置に積極的ではなかった。当初から、研究学園都市として茎崎町を含めて行政区と考えていたことでもわかるように、機が熟したら合併をという意見が大勢をしめていたと思う。勿論、日本共産党は合併そのものに反対を示していたが、それ以外の議員で合併そのものに反対の意見はなかった。ゆえに大きな行動や意見の相違はなかった。

 一般質問では、私も含め住民の意見をもう少し聞く政策を展開するように要望した意見が多かった。その点では執行部の進め方は遺憾であるし前時代的ともいえる進め方で、合併の重要性を軽視しているところがあったと思える。これも市民の多数は合併に賛成だから進めていいだろうというような安易さと吸収する側の論理が感じられた。これらは、つくば市の議会、執行部共合併に対して賛成の立場が大勢をしめていたと解することはできるが、真摯な態度が必要であったことも言える。当初から委員会をつくるか、協議会に先立ち各議員の意見を聞くことを毎回すれば、今回のような与野党という構図を押出し、合併問題で流会騒ぎにはならなくてすんだはずだ。再度言うが合併問題と定例会の議案は別の問題であり、別ではないという発言は旧来の与野党という政争の具を楯に声を荒げていることでしかない。これは、市民の側に立った発言ではない。

 まわりくどい話になったが、議会は合議制を持って進めていく機関であり、現つくば市の議会はまだまだ未成熟であるので議会での説明は多くても迷惑にはならない。

合併には賛成である
 私は合併については以前から早期にすべきと訴えてきた。茎崎町を加えることは行政区単位で面積が大きいが、情報化都市の構想として考え新たな展開をしていくことで、理解を得られると思う。

とにかく議会の流会については、臨時議会を早急に開くことを求めていくことにする。

私の9月議会一般質問は以下の通りです。
流会になっても一般質問は議案ではありませんから流れません。
項目だけですが、全文は
9月一般質問に掲載してあります。

行政改革  政策の意思形成課程への市民参加について   
      会議公開条例の制定について           
      議会情報、議事録等の市民・職員への告知について

構造改革  男・女共同参画社会の取り組み状況と条例の制定について

環境問題  循環型社会形成の取り組みについての基本的な計画
      ごみのリサイクル事業
      循環環境保全型農業について
      ISO14001の取得についての進捗状況
      常磐新線開発事業の環境モデル街区基本構想調について調査内容

商工観光  土浦市の街灯設置問題で追及がありましたが、つくば市での問題

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2001年6月議会リポート

日程は6/5議案説明
   6/11・12・13・14が一般質問(18名)
   6/15各常任委員会
   6/19質議・討論・裁決 閉会

上程案件は報告が8件で12年度一般会計の継続費と明細が2件。下水道会計と介護保険会計の繰越明細。
筑南地方土地開発公社の経営状況の説明。平成12年度情報公開、個人情報開示の実施状況。
専決処分(交通事故の和解説明)が2件の8件です。

次に承認が専決処分3件、条例改正2件と12年度一般会計予算の歳入歳出予算に314.651千円を追加し
49.900.529千円とする承認の3件です。

議案は4件で非常勤消防団員に係る退職報償金の支給の改正。市道路線の廃止と認定につて。
作岡財産区管理委員の選任の4件です。

その他に請願1件と陳情2件が提出された。
 請願1件「谷田部おはやし保存会運営に対する補助金交付に関する請願」
 陳情2件「筑南水道企業団の汚職事件解明について」区長連合会
     「保育・学童保育予算の大幅増額で子供の権利と発達を保証する保育施設の拡充」
                             子どもの生活環境を考える会 
  
つくば市の場合は請願(紹介議員がいる)は審議するがその他陳情や要望書は議員配布のみである。配布資料は忘れられると見た方がよい。これは自治体によって違う。


以上が上程案件と請願陳情です。6月議会は案件が少ないです。3月に予算が決まったばかりで
すのでこんな感じです。気になる案件は消防団員の退職報償金とおはやし保存会の請願それに
区長連合会の陳情です。既存の集落単位の消防団のあり方は改正しなければならないと思いま
す。補助金で支払われていますが合理化し市の消防として見直すじきに来ています。おはやし
保存会への補助金支出は考えるべきと思います。今回は22名の議員さんが名前をつらねていま
すが市の補助金をあてにすべきものとは違うと思います。好きな人たちでやっていくべきもの
で、伝統の保存や子供達の教育環境等をいって行政にたよるのはおかしいと思います。
区長連合会の汚職事件に関する陳情はダーティーな政治色があるように見える。正面きっての
お願いであれば経緯と説明を求めるべきもので「市長及び議会一丸となって解明に全力を傾け
て一日も早く明朗な信頼を取り戻しつくば研究学園都市の市民としてのプライドを復帰される
よう市民代表の区長連合会の合意の上御請願いたします。」という陳情は不思議な力が加わっ
ているとしか思われません。

6月議会、私の質問は以下の通り6月14日予定です。

国の構造改革に  構造改革について、地方の役割が大きく変化すると   
ついて      思われるが市の考えと意見。
         また、失業者の予測と新たな雇用対策の考えは。

教育方針に    市の教育方針の基本的な考えと今後の取り組みたい   
ついて      考えや意見。

土地改良区組合費 土地改良区の組合費計約九千三百六十一万円が自民党  
流用問題     の党費や政治団体会費などに流用されていたことが報
         じられました。最も多かったのは茨城県で約1764万
         円です。つくば市の各改良区の実態はどうであったか。

     
環境問題     環境マネジメント「ISO14001」の導入についての取  
         組みは。
         つくば市新エネルギー導入計画についての進捗状況。
         市民環境会議と行政の取り組み。
         環境教育について、今年度の取り組み状況。
         沿線開発にあたって特質すべき環境施策。

循回バスについて 現在、試験的に走行している巡回バスについての市当局の意見。
         また、来年度の本格的実施に向けて、現在の取り組み
         状況。 
 
広報公聴活動に  ケーブルテレビを利用した市政情報等提供の取り組み  
ついて      と状況認識について。
         オンブズマン制度についての啓蒙活動の取り組み状況。
         つくば市台所事情の続刊についての考えは。
   
交通ネットワーク 常磐新線を中心とする交通ネットワーク形成検討調査  
について     について、現在の取り組みと考え。

都市計画について 都市計画マスタープラン、素案作成にあたっての取り  
         組み状況と市の考え。                 
       

常磐新線開発   13年度の事業の進捗状況と考え。           
事業について   「土地活用具現化方策検討調査」            
         「田園居住区整備事業調査」            
         「新線まちづくりシンポジウム」
         「まちづくりアドバイザー」
         「駅前周辺整備に係る基礎調査」
         「環境モデル街区基本構想調査」 


平成13年6月議会終了

 今議会は、6月5日から19日までの15日間の開催で行われました。
6月議会は議案が少なく、つくば市非常勤消防団員に係る退職報償金支給の条例の一部改正、市道路線の廃止と認定、作岡財産区管理委員の選任、工事請負契約の締結(谷田部中学校校舎改築工事、契約金13億4925万円、熊谷組が入札)、先決処分事項3件です。すべて原案通り可決しました。
 一般質問は18名の議員から庁舎建設、100億円事件、乳幼児医療、つくばエクスプレス、圏央道、給食センター、IT関連等が質問されました。私は福祉巡回バスの今後の運営についてと新事業の取り組みについて質問しました。

 今回の一般質問では内田議員の新庁舎建設問題で市長が茎崎町との合併に合わせ庁舎建設を位置付け合併特例債の使途を発言したことは行政の大きな動きにつながると思われた。現在5つに分散している庁舎の機能はIT化が進んでも難しいように思われる。莫大な費用をかけて建設するのは愚かであるが機能的な新庁舎が必要であるように思われる。合併特例債やPFIを使えるようにして建設に前向きであってもよいと思う。
 それから、慶野議員のIT関連質問に学生と助教授15名によるIT懇話会を設置し答申をいただくようにしたという答弁があった。つくば市は大学と研究所と行政をうまくリンクすれば優れた自治体になることは明瞭であるのにも、今までこれといった政策的なものはなかった。大切にしたいものである。
 その他質問は多くあったが特に掲載するところなないと思う。

一般質問の議事録はここをクリックしてください。

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2001年3月議会リポート

平成13年3月議会

 一般会計予算など36議案を可決しました

 今議会は7日から27日までの21日間の会期で開催されました。平成12年度一般会計補正予算(第6号)、13年度一般会計予算、国民健康保険特別会計予算、介護保険事業特別会計予算など議案36件、収入役、教育委員会委員の選任など15件が提案されました。

一般質問に22人が登場

 12日から16日までの5日間にわたり、22名の議員から一般質問がありました。私の経験では一番多くの質問者の数でした。主に常磐新線沿線開発、環境行政、教育行政、合併問題、介護保険、子育て支援、男女共同参画社会、築南水道百億円事件、農業振興、入札問題、交通体系、家電リサイクルなどの質問がだされました。

オンブズマン条例(条例全文はここをクリック)全会一致で可決

 議案で注目は、オンブズマン条例が提出され全会一致で可決され来年4月施行になります。これで、政治改革の3つの柱、情報公開、政治倫理、オンブズマン条例と基本的に整ったわけです。今後のつくば市の市政は時間をかけながらも従来の利権政治から政策提言型の政治へと移っていくことは確かです。私が公約として掲げた中心的な政策で大きな区切りとなりました。
議員の海外背察削除

 その他の議案では、平成13年度の一般会計予算は一部修正し可決されました。修正したところは議員の海外視察の予算を削除(議長会等で行われる海外視察で50人程の団体視察です。現在では個人的にも海外に行くことが容易い状況であるところから意味が半減しています。)して福祉に予算を振りました。議員提案でなされたことは議会が変わった現れであると思います。
主な予算は

13年度の予算は予算総額が484億2800万円で前年度費3億7200万円、率にして0、8%の減です。内訳はつくば市最新情報をどうぞ。

 今年度の主な施策は環境政策への取り組み、情報通信技術(IT)関連、常磐新線関連と具体的な茎崎町との合併に要する経費等から伺えるように常磐新線を具体的にとらえた事業が特徴としてあげられます。勿論、福祉や教育の予算にも重点を置かなければなりませんがつくば市の特異な状況は沿線開発をどうするかということが大きな課題としてあげられます。しかし生活者としての市民が基本的には活かされなければならないわけで、鉄道に頼り過ぎることは、いい結果は迎えないということも現実としてあると思う。
いくつか事業をあげると

環境政策

 水みらい21計画策定に要する経費 842万4千円

   つくばの水環境の活動を統合させた計画を策定する。

 新エネルギービジョン策定に要する経費 1064万6千円

   地球温暖化をどう塞ぐかが21世紀の課題として大きく取り上げられて  

   います。その行動プランは地域から市民から考えなければなりません。

   この策定書は気になるところです。良いものにしたいです。 
常磐新線開発との関連

 緑の基本計画策定に要する経費 1000万

 田園都市国際会議     200万

 常磐新線各駅と交通ネットワーク検討 300万  

 田園居住区整備事業調査

 新線まちづくりシンポジウム

とより具体的に常磐新線を受け入れる作業がはじってきています。環境政策をいかに活かすかもまちづくりにかかせません。
情報関連

 情報ネットつくば運用に要する経費 5348万

 電子情報システムに管理に要する経費 3219万

 IT講習推進事業 1721万

本来つくば市は最先端を走る条件にあると思われます。国の援助や民間や公的な人材にもめぐまれているからです。それをうまく政策に活かすことができないのが政治のお粗末さでもあったわけです。今後は具体的な取り組みを力強く推進することが必要です。
合併に要する経費 1026万4千

 来年平成14年11月頃予定でいます。私は合併には賛成ですが取り組み方がもっと市民参加的手法であって欲しいと訴えています。合併に関してつくば市は苦い経験をしていますがそれは市民の合意形成が権力政治的であったことに問題があったからです。現在であればより良い合併に向けての政治的手法があるはずで現在の政策の手法はよくない。もっと市民に開くべきであると思う。

福祉や教育の予算等もかたるべきではあるが、現在のつくば市の特徴として予算をみました。
他の提案された議案は、すべて原案とおり可決されました。

主要事業一覧はここをクリックして下さい。

私の一般質問項目

議事録はここをクリック


水道企業団問題について
  12月議会以後の事件の経緯と対策。
  企業団の情報公開制度はいつからになりますか

常磐新線沿線開発と
環境政策について
  沿線開発の環境政策として、つくば市が
  掲げる具体的な政策はなにか。  
 
ごみ対策について
  ごみの焼却から、ごみの減量・資源化・
  リサイクルへ転換すべく取り組みについて。
   生ごみ。
    堆肥化事業の調査はどうなっているか。
    堆肥化と農業政策との取り組み。
    家庭内生ごみの有効利用について
   粗大ごみ。
    リサイクルセンターの進捗状況とその取り組み状況。
   「家電リサイクル法」の市としての取り組み
      
市民参加について
   NPO団体の育成や支援についての市としての取り組み     
   情報センターと市民参加の充実について
   芸術・文化支援の市民ギャラリー設置について
     公共の空きスペースを利用して

合併について
   進捗状況と今後の対策

図書館隣接土地について
   住宅都市整備公団が売り地としてでているが
   市としての利用考えはありますか。

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ごあいさつ

基本政策

活動日誌

議会外活動報告

criativehouse AKUAKU

議会一般質問

議会リポート

つくば市政への発言

状況への発言

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