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OldなJazzのルーズな日々


2005-09-06 音楽

Sidney Bechet bechet

SopranoSaxの先駆者、というべきプレイヤですね。SopranoはSwing以前のOldJazzでは結構使われていたのですが、Swing時代のグレンミラー、ベニーグッドマンの人気のおかげでクラリネットに押されてマイナーな楽器となってしまいました。Bechet自身はクラリネットもやるしAltoも吹くのでまあその折々の音楽に合わせた事をやっていた様ではあります。詳しい事はもっとCD聴いて確かめたいと思ってます。(まだ1930年代くらいまでしか聴き込んでないので、これから聴きます。)

このCDはBechetの初期の作品を集めたものですが録音が1923年からいきなり1931年に飛ぶのです。これは何故かというとこの人その間ヨーロッパ遠征(放浪?)していたのです。ロシアやウクライナでJazzを演奏した始めてのミュージシャンだとライナーに書いてあります。実際はフランス(だったかなドイツだったかな)で傷害事件に巻き込まれて捕らまっていた時もあったそうです。結構紆余曲折があったみたい。

奏法としては実はこの時代の特有のVibratoのキツい演奏が耳に付いてしまいます。特にSopranoだと音域の関係か結構キビシいものがあります。古Jazzの特有の奏法なのですがこれがクサくて聴いてられんという意見もあるかと思います。この点に関しては古Jazz好きの私でも正直認めます。しかし、クサさを除いてフレージングやテクニックを聴いても十分音楽的に参考になり、良いものを持っています。それに忘れちゃならない、Buescher使いであります。

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