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OldなJazzのルーズな日々


2005-10-08 音楽

Clarence Williams 1927 clarence

Clarence Williams の1927年の録音。このCDにはJAZZ史上はじめて、Fluteの演奏が入っています。15曲目"Shooting The Pistol"というインストの曲が音源として残っている世界初のJazzFluteソロです。ためすけはネイティブな楽器がFluteですのでこれは押さえなければいけません。

プレイヤはAlbert Socarrasというキューバ人のプレイヤだそうで1908年生まれ、詳しい事は分かっていません。他にもClarenceのレコードで1、2曲入っているものがあるそうで、後年Benny Carter、Erskin Howkinsなどと一緒に活動した事もあります。

ナゾな人のですが、そもそもFluteという楽器は音も小さいし、Jazzの様な音楽では元々使われていません。しかし、南米・ラテン系の音楽では逆にClarinet、Saxと比べてメインの楽器でして、むしろ花形です。(今でもっ!)そういうプレイヤーがJazzの国に紛れ込んできたら、どうなるでしょう?

Clarenceはインディアンとクレオールの混血というちょと珍しい生い立ちの人の様です。見るからに人が良さそうな感じです。その様な生い立ちの、教養もあるし音楽的にも素養があり面倒見の良いClarenceおじさんが、キューバから流れて来たFlute吹きを、誰もやってない事だけどちょっとこいつをフィーチャーしてレコード録ってみようか、入れて作られたのがこの録音なのではないかと、考えています。

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