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OldなJazzのルーズな日々


2005-12-16 音楽

Clarence Williams 1930-1931 clarence

1930年3月から1931年10月までの録音を集めたCD。まだ不景気の頃でしょう。全体に活気がありません。1930年の最初の録音5曲はClarenceのPianoと歌です。地味ですね。その後バンド編成の録音もありますが、TpなしのTb入りとか、ドラム無しとか、変則的な編成が多いです。録音の度にバンド名が変わったりもしています。Albert Socarrasのfluteが入ったナンバもありますが、一曲の中でCla,Saxを持ち替えでやらされてますね。。。見るからに人員削減バンドという感じです。SocarrasのClaは残念ながら上手くありません。Fluteだけ入れてくれればいいのに・・・

2曲だけHenly Red Allenが入った録音がありました。スタイルが似ているからでしょうか、交流はあったのですね。また、メンバーの中に"Arville Harris"というAltoがいて、結構いい音していて、何処かで聞いた事ある名前だと思ったら、初期のCab Calloway楽団に参加していました。

レコーディングに参加しているMusicianの出入りから考えまして、1920年代後半、Big Bandの前身となる中編成の新スタイルのJazzとそれまで引き継がれた正統的なNew Orleans Jazzが入り交じっていたところに大恐慌が起こり、それ以降演奏の機会が減ったためにバンドは離合集散を繰り返し次第に中編成のBigBand形式に集約されて景気が良くなるにつれてフル編成のBigBandが形作られて行った、というのが大まかな流れなので様な気がします。まだ仮説ですけれど、、、追々調べて整理したいと思います。

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