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OldなJazzのルーズな日々


2006-02-24 音楽

Blind Blakeblake

この辺の人になるとGtな人にはおなじみでしょうから、いまさら何だという感じなのですが。とりあえずベスト盤を購入1926年〜1930年の録音。かなりの数の録音を残した、Ma RaineyとのセッションなどもあるBlues/Gtの世界では有名な人ですね。

事情としてはRace Recordの最初は人気のあるボードビルのシンガーから録音が始まり、同じく人気のある女性BluesシンガーやNew Orleans Jazzの録音が行われ、少し遅れてRural Bluesの様な地味な方の音楽が録音される様になったという経緯があります。 このサイトに簡潔にまとめたものが載ってます。

Blind Blakeはブギウギギターというカテゴリの様ですが、やっぱBluesですよね。

1926-27年の録音が聴いてみて、なんか変だなと感じたのですが、良く聴いてみると12小節の最初8小節は歌はBluesなのにギターのフレーズにストレートメジャーコードを使ったり短三度のBluesコード使ったり混ぜこぜが奇妙で面白かった。

1928年の録音にClaのJohnny Doddsとシロホン(Jimmy Bertrand)の入った録音があって、面白いっ。この頃の録音で鍵盤系の音でのフレーズってあまり聞き取れないのですが、シロホンの音はかなりクリアに入っているのでBluesのフレーズを当時鍵盤でどう弾かれていたの参考になります。それほど変わった事していたのでは無い様です。短三度、減五度をブッつけるフレーズなのでまあ普段自分でやっている事と変わらない。路線としては間違ってないという事にしておこう。Jimmy Bertrandは後々まで活動を続けた人だそうで他にもLouis Armstrongや多数の録音に参加しているらしい。この3人による"Southbound Rag"は当時のCollective Improvisationの完成された形をクリアに残しています。これ聴かないといけないですよ。

一応コンプリートのリンクだけこちら→Blind Blake

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