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OldなJazzのルーズな日々


2006-11-22 音楽

Glenn Miller 1937-1938 miller

あまりにも有名なGlenn Miller。有名過ぎてCD一枚も無かった・・・Red Nicols,Goodmanを聴いてGlennを聴かないのは片手落ちですよね。とはいえ、あんまり有名処ではちょと芸が無いので(何の)古い所から捜してきました。

Glenn Millerが自分のバンド持ったのは1937年でその頃からの録音です。Goodmanの独立より結構後。Swingがブレイクした後に自分のバンドを持ったのでどちらかというと後発組に属するのですよね。

CDには1937年録音が16トラック1938年が4トラックで殆どが1937年です。この頃からClarinetをトップに置いたMiller特有のサウンドが聴けます。編成は3Tp,3Tb,Bariton無しの4reedsの編成で低音はTboneが支えている様で、編成が大きい割にはパワーで押す感じではなくて全体に豊かなハーモニーを響かせるアレンジになっているのが上品でよいかと思います。

個人的に気に入っているのがAltoとTenorのソロイスト。フレーズは難しい事をしていませんがSwingイディオムの洒落たフレーズと音がAltoはHeny Red Allen Charlie Homles,Hilton Jefferson似、TenorがLester Young、またはHonkerスタイルになる前のBen Webster、またはBud Freeman的な上品な音が良いです。特に1937年はそのSweet的な傾向があります。

Glennのこの頃のフレーズは結構New Orlenas風なのが面白いです。またプレイヤが全部で歌を歌うのが結構多い様で、これはMiillerの趣味か。この間編成が4回変わっていますが、1938年になるとやや傾向がBrass寄りになりますが、この後の活動ではまた異なって行くのでその辺を聴いて行くのも面白いかと思います。

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