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OldなJazzのルーズな日々


2007-01-14 音楽

Fats Waller fats

ストライドピアノとオルガン、いえばこの人でしょうねえ。そのまんまギャング映画のボス役にもなりそうな人ですが。この間小林創さんの演奏を聴いて、改めて聴いてみました。

1904年生まれ。教会の牧師の息子である事は有名で子供の頃から学校のオーケストラで演奏していたそうな。それなりの生まれですが、ライナーによると母親が亡くなった後に友人と一緒に家を出てJames P Johnsonの弟子になったとあります。15才から本格活動していてコンポーザーとしても活動。Squeeze Me,Ain't Misbehavin'などが有名。かなりの録音を残していますがこのシリーズはその中から1929〜1942年の代表的な作品20トラックのオムニバスです。

Fats Wallerはストライドピアノの名手と思っていたのですが、結構バンド活動が長いらしい。ライナによると1931-1932年Otto Hardwickのバンドで活動の後Fats Waller & His Rhythmという6-7ピースの楽団で8年程活動していたそうな。Victorに282面録音を残したのだそうなので、これは相当なものです。。。

このCDを聴く限りではFatsの演奏はバンドでもソロでも「歌とピアノ」がメインでした。あんまりHornはフィーチャーされませんが、バックでリフやオブリガートを入れる方式はJumpBlues的です。Fatsの風体と歌はとってもマッチしていますが、ピアノは見かけによらず繊細で非常にヨーロッパの香りがします。このCDで聴く限りではバンドではあんまりストライド奏法は出て来ませんです。まあこの辺は通して聴いてみないと分からないですが。2004年が生誕100年でその記念か、Box盤が出ていたので聴いてみます。Fats Waller

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