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OldなJazzのルーズな日々


2007-01-27 音楽

Jack Teagarden 1933-1950 jack

秋葉原LaOXをぶらついて見つけた。Trombone/VovalのJack Teagardenはあちこちの楽団に参加していまして著名なMusicianで共演していない人はいないという顔の広いプレイヤです。

1905年生まれ。ライナーによるとお母さんの生まれが1890年なので、えっ?16才のときの子供?

兄弟はJackを入れて4人。4人とも職業音楽家になった、音楽一家だったそうです。

1918年にお父さんがインフルエンザで亡くなって、ネブラスカへ引っ越し、そこで無声映画の伴奏の仕事をしたとあります。その後テキサスへ移ったり、1927年にNewYorkへやって来て、New YorkでBen Pollackと出会い行動を共にする様になります。この時期から色々なトップ・プレイヤと共演する事になるのでしょう。

楽器の性格もあるでしょうが、Jack Teagardenはサイドマンが多く自己の楽団を持った事は少なかった様に見えます。このCDの録音年代に幅がありますが、Jackリーダ名義の録音は1939年、1941年、1943年、1947年とバラバラです。他の楽団で活動していた時期とも重なっています。レコード向きセッションだったかもしれません。TromboneはGlen Millerより沢山吹いてます。Tommy Dorseyの様なSweetさには欠けますがBluesなプレイを聴かせてくれます。Vocalも得意で、歌も結構黒っぽいと思います。録音はSwing時代のBigBand編成もありますが、Jackの持ち味としては小ー中編成の楽団の方が特長だ出ていて良いですね。そういう意味でもBluesな人だと思います。"Blues After Hours"(1947)なんて、この時代にBluesで、それもコマーシャルに走った様なクサさのないナチュラルな演奏は本当に良いですよ。

1950年代以降は世の中R&R,R&BかModernの世界になって来ましてその頃は仕事も無くなってしまった様ですが、弟妹たちとクラブで演奏したり、世界中を旅回りしたり、最晩年はNew Orleansでクラブを始めて1964年1月15日に亡くなったそうです。サッチモみたいな人気者ではないですが古き良きJazzのスタイル一生続けた、本当のJazz Manの一人ではないかな。

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