活動日誌2003.12-2004.1

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1/24 市民オンブズマンいばらき

市民オンブズマンいばらき
初春学習会。土浦市。
つくば市の市民オンブズマンの中村紀一筑波大学教授を招いて「行政オンブズマンの実践と課題」と題した講演をしていただいた。1年10ヶ月の体験の中から、オンブズマンの日常、苦情申し立ての類型、可能性と限界、そして感想というかたちで話しがあった。「オンブズマンとは消防と警察の機能を合わせもったような仕事だ。火事や急病など緊急時における消防の出勤は市民に安心感を抱かせ、犯罪、汚職など不正への警察の監視と追求は行政に緊張感与える。消防も警察いずれの行政も、あまり働きすぎるようでは「良い世の中」とはいえないが、両者が存在すること自体が市民生活の安全と市政のよりよい運営にとって重要な刺激となっているのであり、オンブズマンの役割もこの辺にある」と述べた。これは就任の時に述べたものであるという。実際、中村先生は市民から話を聞いていただけると大変評判がいい。オンブズマンとしての自らの調査権で昨年は「職印研修所」を取上げ研修と政策提言について提言をした。今年は公民館の現代的あり方について調査しているという。つくば市の行政の改革にもあたっている。今日の話の中で、行政の構造的問題、例えば入札制度等の問題になると中々調査が行届かないもどかしい場面があるという。そのような可能性と限界を感じながらも可能性に依拠した姿勢が伺えた。
今日の勉強会は20人そこそこの集まりであった。集まりの悪さが残念に思った。
終了後、会員10人程が居残り懇親会をした。

「開かれた議会をめざす会」学習会のチラシ出来上がる。

1/23 千代田区議会　　自由学校

風邪をひく。
午後、東京へ

千代田区議会にて、3人の議員さんと、つくばエクスプレスについて、懇談。
九段会館の隣が区役所で、お堀に面した建物である。古くなったので、道路を挟んだところに移転するという。反対をしたのだが決まってしまって、何と100メートルの区役所と国の施設の複合ビルが立つそうである。何だか。常磐新線関連の色々な問題について情報を知ることになる。

夜、自由学校　本山美彦　経済学　京都大学教授
経済というものは政治力によって決定される。と始めに結論を語った。経済政策と政治、軍事の絡み合い。日本の軍事費は北朝鮮の26倍で世界で3位という状態。これは戦争を肯定しなければできない予算処置。

1/22 導水事業を考える会

中村先生に、24日の日程その他をファックスする。

県の市町村課に政治倫理条例の県内の制定状況を電話、ファックスで確かめる。

所沢市の森生郁代議員から、2月11日に話をしてもよいと返事をいただく。

夜、
ダブルブッキング。導水事業を考える会とグリーンファンドの打ち合せを同時刻にどちらも出る約束をしてしまっていた。
導水事業の方で控訴手続きをどうするか問題なので、グリーンの宮沢さんにあやまって導水の方に出る。
控訴を断念し、さらに幅広い運動を広げることでみんなの意見がまとまる。
控訴をしても、導水の問題の中味に入らず、入り口の財務会計上の問題で、知事に責任がない、という戦略で押してきて、本論に入れない、住民訴訟の難点がここにある。

1/21 ケアマネージャーが父のケアプラン

メディカルセンターのケアマネージャーが父のケアプランをたてに、実家にきた。電話をしたら、兄がでて、今来ていただいている所で、助かっている旨を話した。

我孫子市長、福嶋氏の原稿起しを少しする。

開かれた議会の企画の詰め。友人の所沢市議に連絡をする。
佐高信講演会の企画の詰め。マスコミ対策。

1/20 チャレンジアートフェスティバル　　車壊れる

チャレンジアートフェスティバル（障害者の芸術祭）の打ち合わせ。桜支庁舎。
今年も舞台監督として参加。チラシもポスターも出来上がり、昨年よりスムーズにいっているようだ。私と有男さんメビウスチームは、昨年のエイブルアートの太田さんの原稿を冊子にすることにした。

帰りに社会福祉協会にて、介護保険のサービスについて話を聞き、前倒しで父のケアプランを立ててもらうことにした。
有男さんを家まで送っていく。行きながら、のりのりバスのマナーが悪すぎることが話題になった。健常者でも、そう思うのだから障害をもった人たちは大変だと思う。

つくば市オンブズマン室に行き、中村先生に24日の市民オンブズマンいばらき初春学習会の講師の件で資料を届け、再度の確認をする。

夜、昨年秋の「阿の山会」反省会を矢吹家で行う。酒を持っていったが、宮部氏も長沼氏もそれぞれに、禁酒中であった。正月の飲み過ぎであろう、両者とも医者から、レッドカード。
金砂村の75年に一度の祭のビデオを鑑賞しながらの反省会であった。

帰りに、迎えにきてもらった、我が家の車壊れる。ガソリンスタンドに車を置いていただき、最終バスでつくばまで帰ってくる。
年末からいろんなものが壊れる。プリンター、テレビ、車、あとは何が壊れるのか。テレビのない生活が1ヶ月になる。

1/19 2月14日の佐高信講演会の会場下見

市民オンブズマンいばらき　2月14日の佐高信講演会の会場下見。牛久市エスカードホール。私、石川、披田の3人。
よくいる管理人なのかホール担当なのか分からない人と打ち合わせ。困った。ここで行われる当日のポスターを貼っておいて欲しい旨を頼んでも、女性の事務の若い人は、管理人のような担当者のような人に聞き、その不思議な人は、あとで聞いておきますという返事であった。ここでやる催しですよと念を押す。大変だ。

アサザプロジェクトに挨拶による。代表の飯島氏は留守で石岡市役所に行っていた。
霞ヶ浦や環境問題、環境教育等についてスタッフと話す。

帰り際、父倒れると電話が入る。
病院に行く。救急車で担ぎ込まれる。頭を切ったようだ。しかし、本人は酔っぱらって倒れたから、何だか分からず騒いでいる。心配だが困った。入院する予定が、看護婦さんも医者も帰ってもらいたい様子であった。夜中の12時に自宅に送り、床に寝せる。驚いたことに、這い出してきて、頭にホータイをしたまま「酒がこのへんにあったはずだが、おかしい、ないな、ないな、」と諦め切れない様子であった。ふと、その様子を見ていると何だか未来を見ているようで、不思議な気持ちになった。

1/18 開かれた議会をめざす会運営委員会

開かれた議会をめざす会運営委員会　柏市　吉川県議の事務所にて

昼は、開かれた議会をめざす会のホームページ立ち上げの作業。
なんとか、かたちになる。

夜は柏で打ち合わせ。参加者、吉川千葉県議、森西東京市議、日野豊島区議、そして私の4人
議題は、11月16日の我孫子市長の講演会の反省、2月11日の勉強会プラス報告、総会について。
11.16は、参加者も多く、内容に関しても良かったようだ。福嶋市長の講演はテープを興し簡単な冊子にすることになる。
2.11の今井照福島大学教授の講演は、報告者を会の方で出して、講演と報告の勉強会にすることにした。
会からの報告は、宮沢さんにお願いすることにした。彼の政務調査費の使途に付いての裁判の判決がでたのでそれについて報告をお願いすることにした。
もう一つは、所沢市で議員が9人も選挙違反で逮捕されているので所沢市から報告をしてもらうことにした。私が報告者を見つけることにした。

次回の総会プラス講演会には、志木市をテーマに考えることにした。

夜中に家に着いて、メールを開けたら、宮沢さんから報告は私がしますというメールが入っていた。

1/17 鯉ヘルペス問題　　　トークライブ／宮台真司VS姜尚中

鯉ヘルペス問題で土浦市にてシンポジウム。土浦市商工会館。
浜田篤信さんの講演を聞く。鯉ヘルペス問題を解決しないまま、鯉の養殖事態を全部潰すという県のやりかたは、原因を曖昧にして、責任の所在が分からなくしてしまおうという施策にほかならないという意見は、的を得たり。また、霞ヶ浦導水に対する考えもそうだが、浜田さんに取って霞ヶ浦は命題である。今は私等と知事に対して霞ヶ浦問題で裁判をする浜田さんではあるが、以前は県の職員であった。その時に、この鯉の養殖を進めていたのである。進めても養殖に手を出していただくものもいなく、大変苦労したという。現在は日本の全生産の70％近いシェアを誇っている。その鯉の養殖を全廃業する漁業者。育てた浜田さん。霞ヶ浦に関わり市民運動と産業や時代の間にもみくちゃにされながらも、霞ヶ浦を真正面に捉えて、話す。それは彼の表現の域にあり、何故か感動を呼ぶ。水質に関して「霞ヶ浦をよごして来たのは、あなたたちだろう」という声に「おっしゃることは、まったくそうです。そうですが、当時解決、いや対策的な話は出来ない状況であった。しかし、現在はそうではなく、霞ヶ浦の逆水門を開けることも視野にいれた話もできるようになった。これは前進です。」

夜
新宿紀伊国屋にて、宮台真司VS姜尚中（カン・サンジュン）の対談「国家を操舵する意志」を見る。
双風舎から出版された「挑発する知」という二人の対談集のイベント。紀伊国屋は、ほぼ満席で二人の対談は、朝鮮問題、日本の国家の問題と自衛隊の派遣と話は現在的な問題に徹した。しかし、両者も戦後史を見る目が必要であるということをいった。戦後のアメリカと日本の関係。戦後の復興と朝鮮戦争。アメリカと韓国・朝鮮。

1/16 太田さんの原稿

延び延びになっていた、昨年のチャレンジアートの時の太田さんの原稿興しを仕上げる。
エイブルアート・ジャパンの事務局長の太田さんに講演をいただいたものを、簡単な冊子にして、本年のチャレンジアートの時に参加者に配布しようというものである。

1/15 近隣議員の会

近隣議員の会。
常陽新聞の岩波さんから、鯉ヘルペス問題と霞ヶ浦について講議をしていただく。
参加者が少なく大変失礼なことをしてしまった。地方紙という役割の中で中々社会問題をまともに捕らえるのは、難しいと思うが、霞ヶ浦問題に関して常陽新聞は社会的な貢献をしているように思う。
講演をきいて、霞ヶ浦の水瓶としての水門の閉鎖から、霞ヶ浦は飲み水、農業用水、工業用水、下水、漁業と水利用の限界にきているようだ。溜まっている水を循環して戻し、また吐き出すという循環は、鯉のヘルペス問題に顕著に現れた、一つの実態のように思われた。これを那珂川に導水（霞ヶ浦導水事業）することでの解決は、とても解決にはならない。　

夜、駅前周辺を考える会。
　　　会合。市との討論会の事。業者の住民説明会の事。

1/14 介護保険の申請

介護保険の申請についての調査員が実家に来るというので立ち会う。
父は質問に答えながら、自分はどうされるのか心配のようすであった。
これから、介護審査会に資料が提出され介護度が決まり、ケアプランが策定されるということになる。
兄は、明日からでも、色々面倒を見てくれるのかと思ったらしく、手続きの事を述べると、憤慨して、「何にもならないな、介護保険なんか」と言い出すしまつであつた。
父は、ここの所、酒を取り上げられているせいか、それとも床屋にかかったせいか、いつもよりしっかりして見えた。

2/8に行われる、中根房子さんの出版記念パーティーの案内が届く。阿見町のギャラリー＆蕎麦屋くらやで行う。私も発起人の一人である。
作家の中根さんは、実家の隣のお嫁さん（既に嫁いて40年近くなると思う）で、今回2册目の本になる。まだ、読んではいないが、つくばの友に連載しているとき拾い読みした。モンゴルに行った時の旅行記を元にした作品である。

夜、佐高さんの企画書を書く。マスコミ用と会場に提出するものとして。

1/13 星田議員の葬儀

同僚議員、星田議員の葬儀。
葬儀は、星田家と議会との合同葬で行われた。身内の葬儀は昨日密葬という形で行われた。
御冥福を祈る。

開かれた議会のホームページ、立ち上げ準備。

1/12 「現代日本の思想」　マトリックス

佐高信講演会の宣伝で本屋さんを回る。

久野収・鶴見俊輔著「現代日本の思想」日本の超国家主義-昭和維新の思想-部分を読む。
佐高氏の本を読んでいて、再読したくなり読んだが、現在の状況と合わせて読むとリアリティーがあり、超国家主義にどうして走っていったのかという過去の資料を読むという感じではなく、あまり変わっていないようだという不思議な時代に対する嫌悪感が走る。

夜、映画／マトリックスを見る。
3作目ともなると、どうかと思うのだが、思いは裏切られ、2作目より面白く拝見した。勝者がいない世界。勝者になるということは、より大きな絶望を受け入れることに繋がる。アメリカの多様な表現がここにはあるのだが、現在はその表現を包み込む、より大きな絶望が強靱な体を現わしているように見える。その中でアメリカはどのような選択をしていくのだろうか。日本と言う選択を忘れたシステムはアメリカの何に追随していこうとしているのか、私にはとても不思議に思われる。実態はテロを生むものにあって、テロを撲滅することは勝利ではない。幻影のなかで現実的な肉体が死を育むことになるだけのように思う。

1/11 成人式

成人式に来賓として出席。
昨年は出席しなかったが、一昨年と比較すると静かな雰囲気であったと思う。立食パーティー式に切り替えたのが良かったようだ。来賓の挨拶も少なく時間的もいいのかと思う。式事態はもっと工夫するか、18才からにするか、やめてしまうか等考える段階に来ていると思う。
従兄弟の娘が来ていて、その綺麗な晴着姿を見ると、このような催しもありかとも思うが。
同級生との再会等懐かしむものもあるが、基本的にはつまらなそうではある。

自治会の新年会。
昨年から自治会に誘われて入っている。自治会に入っていない議員というのは、どうやら珍しいらしい。集まりという集まりは、ゴミ拾いぐらいのもので、活動はあまりしていないようだ。はじめての新年会に出て、30人も集まり、知らない人が多かった。私の住む天久保地区は学生街で、アパート、マンション、お店は多いが、一軒家は少なく自治会に入っている人は1割りもいないのである。

1/10 「空のカサノバ」を見る

つくば市舞台芸術監督小池博史プロデュース vol.4
「空のカサノバ」を見る
プロデュース・構成・原案：小池博史
ダンス：近藤良平
音楽：巻上公一、ヤープ・ブロンク(ヴォイス from オランダ)・アリビナ・ジェグチャリョーヴァ（ヴォイス・口琴 from サハ共和国）

とても、舞台が雑に見えた。近藤良平氏のダンスは初めてみたが、体が動く分だけバタバタしているようで、内的なものがダンスを形づくる緊張が見えない。それに、中央アジア（とは言えないが、この場の音楽を）の身体的な音楽を抽象的にとらえていないように感じた。氏のダンスグループは面白いと聞くが私は見たことがないので何とも言えない。今回の舞台で唯一感心したのは巻上公一氏の存在であった。以前は、何故か中央アジアの人々との共演は、見劣りするものがあった、しかし、数年ぶりに見た彼は、全身音楽の身体を面白い程に軽やかに舞台を自由自在に行き来していた。舞台はイヨネスコの芝居を学生劇団がしているような緊張感のないものであったが、巻上公一独りは、即興の中での身の置き場を確保していた。小池氏の、このシリーズは感心するものが少なく、作品の即興性と人物の遭遇が、短時間のなかで作り込む難しさを、見ているものにお仕着せしているように感じてしまう。

1/9 介護保険の申請　　　自由学校　講師/太田昌国

市役所に行き、介護保険の申請をする。
父のものである、正月に家に帰ったら大分年老いた様子で、兄から、身の回りに問題等で何とかならないかと相談を受けた。そこで、介護保険の認定を受けることにした。

「市民オンブズマンいばらき」の会員向けニュースの発信作業。
竜ヶ崎市の披田家にて。披田氏は、90才になる母の在宅介護をしている。

夜　東京　自由学校　講師/太田昌国
「どんなナショナリズムを克服しなければならないか」
太田氏は、最近出した「拉致異論」で話題の作家である。また、出版者「現代企画室」の編集長をしている。
現在、北朝鮮問題で歴史認識を度外視して、国民が総意で北朝鮮に対して嫌悪感や敵意を持っているように、仕向けている何ものかがある。誰がということではなく、抽象的には権力の側にいるものたちというのか。とても不思議な戦前に回帰したムーブメントを感じる。北朝鮮は見るからに戦前、戦中の日本に酷似している。それを見るならば、経済制裁をするというのはどういうことなのか、日本は知っているにも関わらず、押し進めようとする力が働いているようだ。そのようなナショナリズムをどのように克服し、そうではない選択をどのように見つけだすか。

1/8 守谷市議会選挙

守谷市の尾崎氏の所へ。
市民オンブズマン活動を共にする、友人の守谷市在住の尾崎靖男さんが、25日告示の守谷市議会選挙に新人として立候補するので、選挙の打ち合せに尾崎家に行く。千葉県議の吉川さんも心配と激励にきていた。ボランティア選挙は多くの市民の協力がないと動かないのだが、これが大変で、応援はするが選挙はどうも、と一歩も二歩も引いてしまうのが市民派の議員と応援者の関係である。個人の利害が直接働く、団体や業界、地縁血縁の応援で出てくる人とは大きな違いがある。まちの為に命を賭けて頑張ります等の意味のない発言は市民派の議員には役にたちません。この課題を政策や理念、行動で具体的に示して行かざるを得ないのです。若さや感じの良さで当選する場合もありますが、それは市民にとっても、本人に取っても不幸です。有権者がもっと気楽に、この人はと思ったら応援する状況にならないかと思う。また選択する場合は、候補者に市民が向かい合い、政策判断で投票行為をすることが大切である。

1/7 佐高信講演会　チラシ出来上がり

産業経済委員会「遺伝子組み換え作物の作付けに対する規制を求める請願」の勉強会の日程が2月3日に決定。

2/14日に行われる、佐高信講演会　チラシ出来上がり。

1/6 産業経済委員会

産業経済委員会の「遺伝子組み換え作物の作付けに対する規制を求める請願」の勉強会の講師について、議会事務局から連絡がある。私が紹介した、筑波大学元教授、生井兵治先生にお願いしたいとのことで、今日は生井先生に連絡をして、承諾をいただき、趣旨説明の連絡をメールでやりとりした。快く引き受けていただき、2月3～6日の中で日程を調節することになった。その旨、議会事務局に連絡をして、その後のことは、お願いした。

2/14日、牛久エスカードホールで行われる佐高信氏の講演会のチラシを作成する。
仙台で行われた「全国市民オンブズマン大会」の時に何枚か写真を取ったので、それを使うことにした。何とかなりそうだが、コピー印刷では、氏に申し訳なく思う。

1/5 丸山眞男「現代における人間と政治」

丸山眞男「現代における人間と政治」1961年著を読む。
以前、読んだよりリアリティーがあり、現在を考えるうえでの、充分なテキストである。

ミルトン・メイヤーの「彼らは自由だと思っていた」からの告白を紹介するところは、切実な思いがする。
「・・何千人という人が自分と一緒に立ち上がるというようなショッキングな事件は決して来ない。まさにそこが難点です。もし、ナチ全体の体制の最後の最後の行為が、一番はじめの、一番小さな行為のすぐあとに続いたとしたならば-そうだ、そのときこそ何百万という人が我慢のならぬほどショックをうけたにちがいない。33年に、ユダヤ人以外の店先に「ドイツの店」という掲示がはられた直後に、43年のユダヤ人に対するガス殺人が続いたとしたならば・・・。しかしもちろん、事態はこんな風な起こり方はしないのです」

「気がついてみると、自分の住んでいる世界は-自分の国と自分の国民は-かつて自分が生まれた世界とは似ても似つかぬものとなっている。いろいろな形はそっくりそのままあるんです。家々も、店も、仕事も、食事の時間も、訪問客も、音楽会も、映画も、休日も・・・。けれども、精神はすっかり変わっている。にもかかわらず精神をかたちと同視する誤りを生涯ずっと続けて来ているから、それは気付かない。いまや自分の住んでいるのは増悪と恐怖の世界だ。しかも増悪し恐怖する国民は、自分で増悪し恐怖していることさえ知らないのです。誰も彼もが変わって行く場合には誰も変わっていないのです」

教会牧師マルチン・ニーメラーの告白。
「ナチが共産主義者を襲ったとき、自分はやや不安になった。けれども結局自分は共産主義者でなかったので何もしなかった。それからナチは社会主義者を攻撃した。自分の不安はやや増大した。けれども依然として自分は社会主義者ではなかった。そこでやはり何もしなかった。それから学校が、新聞が、ユダヤ人が、というふうに次々と攻撃の手が加わり、そのたびに自分の不安は増したが、なおも何ごとも行わなかった。さてそれからナチは教会を攻撃した。そうして自分はまさに教会の人間であった。そこで自分は何ごとかをした。しかし、そのときにはすでに手遅れであった。」

ニーメラーは「端初に抵抗せよ」「結末を考えよ」という二つの原則を引き出す。
そして、丸山は「すべてが少しずつ変わっているときには誰も変わっていないとするならば、抵抗すべき「端初」の決断も、歴史的連鎖の「結末」の予想も、はじめから「外側」に身を置かないかぎり実は異常に困難だ、ということなのである。」といい、また、「現代における選択は「虚構の」環境と「真実の」環境との間にあるのではない。さまざまの「虚構」さまざまの「意匠」のなかにしか住めないのが、私たちの宿命である。この宿命の自覚がなければ、私達は「虚構」のなかの選択力をみがきあげる途を失い、その結果はかえって「すべてが変化する世の中では誰も変化していない」というイメージの「法則」に流されて自己の立地を知らぬ間に移動させてしまうか、さもなければ、自己の内部に住みついた制度・慣習・人間関係の奴隷になるか、どちらかでの方向しか残されていないのである」という。

私は、ここで、現在という「戦中」と寺山の芝居を考えた。「虚構」「意匠」が様々に交差し立ち現れ、虚構性の中で、まさに選択力をみがきあげていたといえる、寺山修司の芝居のことを考えていた。そして、私達は「戦中」のまっただ中にいて、そのことを感じない「想像力」を失った「奴婢・奴隷」であるのか。

本を買う。「論座」「ガバナンス」「男女共同参画の時代」（岩波新書）「日朝関係の克服」（集英社新書/カン・サンジュン）　古書で、「ライシャワーの日本史」「21世紀の日本の国家」（中曽根康弘）　

1/4 佐高信著「面々授受-市民久野収の生き方」

佐高信著「面々授受-市民久野収の生き方」を半分読む。
久野収対談集も合わせて読む。
複数の本を同時に読むのは失礼だが、楽しいのである。
何故か、正月は久野収と丸山眞男を読むことが習慣になっているようだ。

夜は、正月ということで、友人のメディア論をしている、大日方氏の家にお邪魔し、ご馳走になる。気が付くと12時になっていて、すっかり話しこみ酔っぱらってしまった。
本棚にあった嶋津暉之著「水問題言論」が気になっていると、持って行ってもいいですと、いただいてくる。こっちからあげる本はないしな、と私がいうと、家には本は持ってこないで下さいと奥さんが言った。家が傾くと。久々に話したわりには、最後までたわいない話で、終始愉快であった。「柄谷さんの地域通貨って何だろう」という疑問に、答えようとしていると、いつのまにか、梅図かずおの蛇女の話になったりして、マトモではありませんでした。

96年ころ、私が発行人、大日方が編集人になりオンリミッツという雑誌を2册出した。嶋津さんの本は、2号で霞ヶ浦の特集を組み、その後の3号にも霞ヶ浦を取り上げる予定で読んだ本であるという。オンリミッツ3号ついに出なかった幻の雑誌であるが、2号の霞ヶ浦特集は、霞ヶ浦導水事業に関心を寄せていた。私は、その時はそれ程の関心ではなかったが、気が付けば、導水事業で県知事と裁判を起こし、嶋津さんには大変お世話になっている。その、嶋津さんの代表的本が「水問題言論」である。

2004/1/3 新年あけまして、おめでとうございます。

新年あけまして、おめでとうございます。

今年は、自衛隊の派遣が本格的に行われる年として歴史に刻まれることだろう。私は、この選択には反対だ。自衛隊を出さずにどのような国際貢献ができるかという選択をするのが、取るべき道と考える。敢えて自衛隊を出す目的は、1日の読売新聞社説が論じるように「集団的自衛権の確立」をめざすものであろう。21世紀に入り平和憲法は現実性がないというのは、はなはだ疑問だ。むしろ、21世紀こそ、現実性があるように市民政治を喚起すべきだ。年頭に思うことは、国民、市民が考えている政治感覚と統治している側の政治感覚の違いを埋めるシステムをつくることの必要性である。国政については、大変歯がゆい選択であろうが、地方自治に関しては、現実的な選択になっている。希望はここにある。そして、ここにしか今のところ、私は見い出しえない。

地方自治を、既存の議会性談合政治から市民政治に転換すること、その推進を今年の目標と掲げるとする。

12/29 年賀状を書く

年賀状を書く。

鍼灸に行く。大分良くなる。今日は、頭のてっぺんにお灸をすえられる。1年の罪業を戒めるがごとく。アッチチ。

12/28 寺山修司作「奴婢訓」を新国立劇場で見る

寺山修司没後20周年記念。演劇実験室・万有引力公演／寺山修司作「奴婢訓」を新国立劇場で見る。
20年振りに寺山作品を見る。見終わって、やっぱり見ない方がよかったと思った。寺山作品は古典にするには早いし、現在として見るには無理がある。かといって、寺山作品を作品として見るには、形骸化して見える。シーザーや根本豊、サルバドール・タリ、蘭妖子と当時の天井桟敷のメンバーの力量は認めるが、あえて公演をすることは何かが伝わりにくい。当時を知る人たちに取って難しい選択といわざるをえない。

東京から、つくばに帰り。つくば市で活躍する友人のデザイナーのNAOさん（中目黒にショップを今年オープン）のパーティーに。

12/27 議会議事録整理

今年の議会を振り返り、議事録を読む。
9月議会一般質問ホームページに掲載する。遅くなった。

夜は、久方ぶりに旧友と飲む。6.7年ぶりか。少年にかえって愉快に飲む。

12/26 裁判の記事が新聞に大きく掲載される　/　近隣議員の会

昨日の裁判の記事が新聞に大きくのる。思った通り、県のコメントは、本県の主張が認められたものと考える。今後とも霞ヶ浦導水事業を促進する。という意見だ。導水事業の是非は裁判では論じていない。県が国の直轄事業の霞ヶ浦導水事業に負担金を支出しているのは、財務会計上不正とは当たらないということで、棄却したのだ。
裁判官の判断に我々は、ムダな公共事業に県が負担することは、県民の税金を支出するのは違法だという主張だ。それが、国と県との公共事業の関係を重視し、工事そのものの違法性を問わない判決は、司法の怠慢である。　　　　　　　　　　　　　
→常陽新聞（2003/12/26の記事参照）

昼は、鍼灸に行く。だいぶ動けるようになった。

2/14日、牛久市エスカードホールにて開催する、市民オンブズマンいばらき新春講演会、佐高信講演会のチケットを作る。300人集めるぞ。

夜。近隣議員の会。忘年会。藤代町にて。14人も集まる。利根町、取手、阿見、竜ヶ崎、つくば、牛久、藤代の議員と議員OB。チケット5枚売れる。

12/25 霞ヶ浦導水事業裁判判決

霞ヶ浦導水事業裁判判決。水戸地方裁判所。13：10
腰の痛さを堪えて、水戸の裁判所へ。13：１０分について、裁判官と同時に原告席に着く、いきなりテレビ撮影がはじまる。1分間、長い沈黙。そして、判決。原告の告訴を棄却する。終わり。3秒間の裁判でした。判決理由も言わない、のち程差し上げますということである。
記者会見がはじまり、原告4人と谷萩弁護士とで、「今の気持ちを聞かせて下さい」。という感じで、20分程会見して、解散。原告４人で反省会を喫茶店でして、次回の打ち合せを決めて解散する。

裁判は敗訴だが、霞ヶ浦導水事業の是非が問われた訳ではなく、県知事に対する訴訟は失当であるということであるから、我々の戦いは続く。霞ヶ浦では鯉ヘルペスが大きな問題になっているが、もし予定通り導水が完成していれば、那珂川に水、稚魚が運ばれた訳で大変な問題になったであろう。この、問題から、3年間生物の移動をしてはならないというらしい、このような現実から考えても、那珂川と利根川、霞ヶ浦を行き来する導水事業は破綻しているのである。この、公共事業を中止し、霞ヶ浦の堰を計画的に開閉することと、河川の水の浄化政策をすること、里山、ため池、農地等を一体に考え保全をすることが、霞ヶ浦を再生する政策である。導水事業で水の浄化は汚れた水の移動であって、根本的な浄化政策ではない。

「霞ヶ浦導水事業を考える県民会議」のホームページは→こちらへ

夜は、ホームページ掲載予定の9月議会一般質問の整理。

12/24 エドワード・サイード「知識人とは何か」

今日も腰がいた～い。まいった。

エドワード・サイード「知識人とは何か」を読む。
「結局のところ、重要なのは、代表者＝代弁する人物としてのありかたである－なんらかの立場をはっきりと代表＝表象する人間、また、あらゆる障害をものともせず、聴衆に対して明解な言語表象をかたちづくる人間。私の論旨は、知識人が、表象＝代弁する技能を使命としておびた個人であるということにつきる。この使命は、どのようなかたちで実現されてもよい」
「たしかにジャン＝ポール・サルトルやバートランド・ラッセルの書いたものを読むとき強く迫ってくるのは、その論じかたではなく、彼ら特有の個人的な声であり、その存在感であるが、これは、彼らが自己の信ずるところを臆せず語っているからたである。彼らが、顔のない役人や事なかれ主義の官僚に、よもやまちがわれることはあるまい。」

夜は、友人と忘年会。きよもとにて。腰いたには酒が効く。

明日は、霞ヶ浦導水事業の中止を求める裁判の判決がある。私は、原告の1人であるが、どうやら敗訴しそうである。導水事業が是か非かの中味の議論に持ち込むことができないまま、行政訴訟として馴染まないという形で、訴えを却下されるようである。国の直轄事業の霞ヶ浦導水事業に県が負担金を支払っていることは、導水事業の是非とは関係がなく、国との関係から支出しているので、県はその責任はないという感じであろう。公共事業の責任は、だれも負わないのである。裁判は負けるが、闘争はこれからで、霞ヶ浦導水事業は意味のない公共事業であることを訴えていことは、これからも続けていく。

12/23 腰いた　　「イラク派遣反対します」

腰いたで、知人の鍼灸に行く。6.7年ぶりの腰いた悪化。辛い。大変。動けない。

と、いいながら夜は、筑波大学のサークルに誘われて忘年会。質問攻めに合う。

本日、地方紙「常陽新聞」に市民有志が「イラク派遣反対します」の1面意見広告を出した。とても有意義なことと思われる。足下からの声を地方紙に、市民レベルで意見広告を出すことは「市民」の成立である。
詳しくは、
自衛隊のイラク派遣に反対する意見広告

12/22 つくば市緑の基本計画策定委員会を傍聴つくば市マスタープラン　　グリーンファンド

第３回　つくば市緑の基本計画策定委員会を傍聴。つくば市役所。13：30～
つくば市マスタープランと平行して進められて重要課題の策定案件である。本来マスタープランができ、緑の基本計画ができるという形が望ましいと思うが、動じ平行で急拵えという感じはする。マスタープランにしても、策定がとても遅く、つくば市としての都市ビジョンがないままに高層マンションや立体駐車場が乱立することになっている。さて、今回の委員会は、傍聴ができるかできないかが委員長の判断になっていた。この辺が市民参加できていないことが如実に現れている。これでは、一般の人は傍聴にいけない。このような市民重要案件は原則公開であるべきである。市役所についたら、隣の会議室で都市マスタープランの策定委員会も開催していた。これには呆れを度を超す。マスタープランの策定には市民参加が法的に位置付けられている、それにも関わらず告知なしの開催である。つくば市の体制は、充分知らない人は、あたかも市民参加ができているように錯角しているが、内実は、まったくそうではないのである。マスコミの情報もつくば市が中心なので、あたかも革新的な行政のように見えるだけである。ちなみに傍聴者は4人で3人は大学の学生で、先生との関係であると思われた。実質は私1人である。

緑の基本計画の方は、策定委員会という感じではなく、策定した案の意見を聞く委員会であった。3月までに策定するというが、つくば市での策定の意味があいまいで、多くの自治体でできている計画をなぞる状況になると思われた。条例等の整備については、口答では説明をしていたが、国の法律を見極めてなどと言っていて、分権後の自治体のありかたとして何ら認識していないようだ。かなり問題がある。

つくば市マスタープランのHP　
終了後、マスタープランの方にも顔をだしたが、策定委員は知らない人ばかりであった。傍聴に来ていた準備段階から入っていた市民に聞いたところ、素案づくりをしていた市民を排除したという。ここまでくると、言葉もない。知らされたのは、4日前と言う。つくば市の行政はだれの為のものか、まったく履き違えている。12月議会でも市民参画で策定するようにと念を押したばかりである。その12月議会に、行政改革大鋼素案が説明されたが、市民主体のまちづくりが主な柱であった。言っていることとやっていることが大きく違っている。最近とみに思うのだが、職員が「つまらん政治家」の用な表と裏を使い分け、平気な顔をしているように思う。真正面、表で市民参加や政策立案にあたることを避けている。大変よくない状況である。現体制がそれを引いているのであろう。職員は体制に従属せず、まちづくりを市民と共に立ち上げていくべきである。それをサポートするのが政治であろう。

夜、グリーンファンドの打ち合わせ。竹園公民館。

7日の中間報告会反省、報告書のまとめについて会合を持つ。また、エコステーションを建設するにあたっての討議をする。エコステーションは産官学民で出資してつくる、エコハウス・新エネ実験展示・市民電力発電・環境教育等の施設で、これからのつくば市の環境政策、特にエネルギー関係をリードして行くものと位置付けるものである。夢のような話であるが真剣に考え実現して行こうと考えている。

12/21 「吾妻小学校に隣接する立体駐車場反対」の署名取り

つくば西武クレオ陸橋にて「吾妻小学校に隣接する立体駐車場反対」の署名取りを行う。1時間で300枚のチラシがなくなり演説終了。寒い日であった。
つくば駅前開発を考えるシンポジウム

午後、テレビを見ていたら、フセインとブッシュが写っていた。そうしたらテレビが暗くなって音だけになり、壊れた。まいった。年末はしんどい時間を過ごすことになるか。
おい、ブッシュ、フセイン、テレビを返せ。世界を返せ。

夕方、友人のデザイナーのNAOさん（つくば市在中、中目黒にショップを今年オープン）の新作コレクションを見にいく。色が鮮やかで楽しいデザインがあった。クリスマス柄の巻スカートはとても良かった。紺地のカシミヤにアジアカラーの布をパッチワークしたマフラーも気に入った。

12/20 志木市　シンポジウム「ザ、教育委員会」

志木市　『シンポジウム　討論：「ザ、教育委員会」学校教育の明日を探る』に参加
志木市民会館パルシティ／13時30分　
主催：NPO法人フリースクールむさしの学園
　市民参加の行政として全国的な話題になっている志木市での、教育委員会廃止問題についてのシンポジウムに参加する。ここ1年の中で一番の話題の自治体であった志木市、1億円以上の公共事業は市民委員会が精査する。予算も市民委員会と協議すると私が考えている市民自治を率先して実行に移している自治体が、この志木市である。ここしばらく、目を離せないと思われる。今回のシンポジウムでは、教育委員会をどのように制度改革するかという話し合いを期待したが、そこまではいかず、教育委員会は現状では解りづらく、不透明で責任の所在も曖昧であるという認識を共有したに止まったシンポジウムであった。

概要は、コーディネーター　小川正人（東京大学）／問題提供に石田芳弘（犬山市長）穂坂邦夫（志木市長）松崎頼行（鶴ヶ島教育長）の3人が30分ずつ話し後半は質疑応答であった。
石田犬山市長は現状でも十分改革はでき、小人数学級の進め、二学期制、を導入し改革に勤めていることを話し、また、幼児教育の大切を訴えた。

穂坂志木市長は市民基本運営条例を制定し、いままでの制度では立ち行かず、首長制度をも変えることも考えたいといい、教育委員会のシステムも当然代える必要性を訴えた。そして市民が選択をしていくべきであるとのべた。28人学級の実現、カリキュラムの編性と改革している。教科書を独自に作りたいとのべ。現在、県の同意を必要としない特区を国に申請中と説明する。

松崎鶴ヶ島教育長は、

教育行政はまちづくりであるという認識に立ち、考え直す。考え直す主体者は市民であるから、改革はここが中心である。市民と共同の学習、情報の公開と共有が基本であるという。当市の改革は学校教育審議会を設置し権限を持たせ市に建議できるようにしている。また、子どもが参加している、学校を考える審議会もあるという。生涯学習として、公民館を通して地域を育む教育をし、市民が「まちづくり人」になるよう考えていると発言した。

その後、質疑応答の時間があったが、書き留めるようなものはなかった。

休憩中に外に出て、向かいの今年オープンしたばかりの、小学校と図書館、公民館の複合施設を見学した。実に面白い建物で自由度が大きく感心した。このようにオープンなスペースの方が、目が行届き不審者の侵入も少ないであろうと思えた。写真の左側が小学校で右は図書館、図書館の上と下が生涯学習館である。図書館も入り口に係りの人がいて、ネームプレートを付けて中に入る。左右に子供本と大人本が別れていて、子供本は棚が低く子供達がよく見えるようになっていてとても感じがよく、有償ボランティアの人達が楽しく働いていた。

帰りに駅の志木市総合窓口にも寄って、話を聞く。再開発で駅ビル一体を開発し、建物を丸井（地下2階から地上7階）に売却し1回の窓口スペースと8階の「ふれあいプラザ」多目的ホールと会議室等を市で運営しているという。つくば市も駅ができるので、行政の出張所を考える必要があると思える。

どうして、ここまで行き届いているのか考えたが、駅の反対側は驚いたことに新座市であった。新座市の男女共同参画センターが駅に隣接して、駅か

ら、そのセンターに入れるようになっていた。2階がホールで1階が図書館になっていた。ばかを承知で「ここは新座市ですか」と訪ねてみた。志木市駅は、新座市（15万）、志木市（6.6万）、朝霞市（12万）が交差している場所であることを認識した。つまり、商権や環境は30万都市なのである。そして、志木市は、人口的には他の自治体の二分の一に満たない市であること。政治的優位制を保つ為には市民参画以外ないということ。市民自治の確立は多くの先進的な自治体で実験がはじまった、志木市がその先頭に立っていることは、間違いではないと思う。それには、必然的な状況と市民の力が重なり推進していると思われた。

夜は、パルク自由学校の忘年会。不思議な料理を沢山食べた。沖縄のサンシンにバイオリンが混ざり、ちんどん屋も混ざった不思議な宴であった。井上礼子氏は益々元気である。

12/19 「コトバノバ2」展/本を買う

午後、筑波大学へ。大学会館にて「コトバノバ2」展示会を見る。
言葉と造型や映像等のコラボレーション。コンピューターでの映像処理が旨いと感じた。映像表現は最近、特に若者の中では優れてきていると思う。

ついでに丸善にて本を買う。新書「吉本隆明のメディアを疑え」「日本政治の決算/早野透」「養老孟司の逆さメガネ」「知識人とは何か／サイード」「メディアと芸術／三井秀樹」門脇先生の「親と子の社会力」「柄谷行人の哲学／国文学」「SIGHT」

「ミサイル防衛MD導入決定」ということには呆れる。北朝鮮の威嚇を利用して米国への援助というのは、政治のお粗末さでしかないと思う。

12/18 ホームページ更新/資料整理

しばらく更新していなかったホームページを書き替える。
12月議会の資料整理。
昨日の「くきざきふれあいプラザ」の契約案件否決が大きく報道される。「事業を中止するよりほかない」という意見が市長談として朝日新聞にのっていたが、これは大きな筋違いである。いけないのは、プラザを建てることではなく、入札の問題を指摘されての否決である。もう一度やり直せばいいのである。この際だから、設計をもう一度見直し、市民の意見を聞き変更する所があれば変更する等、市民に開いていき再度入札をし、2月に臨時議会を召集し議決をいただけばいいのである。

12/17 議会最終日

議会最終日。
本日の会議は、大きな問題がいくつかあった。最大の問題は追加議案に提出された「くきざきふれあいプラザ」の契約案件を与党の最大会派が否決に回り賛成少数で否決したことである。これは、市長が提出した案件に対して市長を中心とする議会構成が崩れ反対を投じたことを意味するのである。内閣であれば解散である。理由は、入札に異義を唱える私等を含む議員と建築工事の利権に対しての異義を唱える与党議員が反対ということで意見が合ってしまったことで賛成少数になった訳である。今後の現市長の市政運営はかなり厳しいものにならざるを得ないと思う。
それから、請願2件「イラクへ自衛隊派遣の反対を求める意見書を国に提出する」請願と「教育基本法の改正を反対する意見書を国に提出する」請願はどちらも賛成少数で否決された。私はどちらも賛成である。教育、の方は紹介議員として委員会で説明をした。
もう一つは、条例制定の議案99号「つくば市男女共同参画基本条例」を継続審査にしたことも大きな問題である。11月に市は「男女共同参画宣言」を市の行事として大きく取上げ内外に示した。そして12月の議会に条例を提出してきた、所が継続審議で議決までもっていけなかった。市の条例は6月の中間報告の段階から条例そのものへの異義が強くあり修正に修正を加え、どこにでもあるような条例になってしまった。それにもまして、12月議会初日に議案をまた変えてきて、憲法や国際的にも認知されている等の前文を屑って簡素な特徴のない前文にしてきた。しかし、その条例案も継続するというのは、条例そのものに反対する復古主義的保守派、国粋主義等の意見と現政権にダメージを与えたい力が合間って継続の方向を示したと思う。
その他の案件は、すべて可決された。私は、認定11号「14年度一般会計決算認定」認定13号「14年度下水道事業会計特別会計決算認定」に対して14年度の事業予算に反対したものがあるということ、つくば市の下水道事業の計画は工事の為の下水道計画になっていることの理由から反対した。それから議案89号「15年度一般会計補正予算」についてアグリパーク事業の予算が拡大過ぎることから反対した。その他は賛成した。
今、議会は現藤沢体制にとって重大な危機を露呈した議会であった。政権争いに市の行政の停滞を生まないようにして行かなければならないと思う。

12/16 議会の下調べ

明日の議会の下調べ。

午後、「つくば市民オンブズマン」に市民オンブズマンの中村先生を訪ねる。1月24日の市民オンブズマンいばらき「新年学習会」の講師を依頼する。快く引き受けていただく。

12/15 産業経済委員会

産業経済委員会
議案89号「平成１５年度一般会計補正予算第５号」の中で農林水産業、商工費。請願23号「遺伝子組み換え作物の作付けに対する規制を求める請願」について審議した。
幾つかの予算について質問した。気になったのは、畜産関連で「地域資源循環畜産物環境対策事業補助金」170万とあり、16年11月から法律改正で屎尿の敵性処理を求められることから、堆肥化をするものである。それは解るが、つくば市のゴミ減量化計画や新エネルギーの政策と関連して、循環型社会の形成として位置づけて、個別な対応ではなく包括的な対応を考えるように要望した。つくば市の政策は、個別対応の縦割りで横のつながりを構築してより良い安価な政策展開がなされていない。それから、アグリパ－ク事業（常磐新線を花で迎える事業としてバラ園を創り、それを中心に農業改善事業として観光農園、研修所、宿泊所、市民ガーデン等として60ｈａの事業規模）として、先行するバラ園11ｈａの測量費1500万については、バラ園は補助金が見込めず市が100％出資で公設するという計画が市の敵性規模に見合わないとして、予算に反対した。賛成多数で可決したが、事業として再考する必要を感じる。
遺伝子組み換え作物の請願は、賛成し採択すべきと訴えたが、継続審議となり、勉強会をすることになった。

委員会閉会後、茎崎庁舎の職員研修所を訪ねる。所長と約1時間話す。研修施設等があるのは、県では水戸、日立、つくばの3つである。この機能をもっと活用し職員が、事務処理型から政策立案型に変革していかなければならないと感じている。企業や先進的自治体、大学への派遣事業を推進して欲しい旨要望する。現在筑波大学、自治大学へ1名から2名の短期派遣に止まっている。
それから、茎崎支所長に会い、「くきざきふれあいプラザ」の経緯と概要を聞く。図面を初めて見る。議会に提出しても良い資料である。

衆議院のイラク復興支援特別委員会で自衛隊派遣の基本計画閣議決定を受けて論議が展開された。フセインが昨日拘束された事もあって、強気の姿勢が感じられる。歴史の悪戯ではあるが、これを防げない我が国の政治体制は問題が大きい。以前、東京大学の佐々木学長が、国民の総意が国の方針として国会で論議されない矛盾が現代政治の欠陥であるというような意味を新聞に書かれていたが、私もそう思う。問題はここである。

12/14 街頭演説と署名活動/つくば市舞台芸術監督のワークショップ

つくば西武クレオ隣で「イラク派遣反対」の抗議を共産党市議団と一緒に街頭演説と署名取りをする。
演説が旨く伝わらないと感じながら話している事に違和感を覚えた。

終了後、今度は「吾妻小学校に隣接する立体駐車場反対」の署名取りを行う。共産党市議団からマイクセットを借り受け、大弾幕を張り駐車場の建設反対を訴える。1時間で100筆の署名が集まる。

夕方、市民ホールやたべで、つくば市舞台芸術監督のワークショップ「見えない都市の夢」発表会を見る。
50人近くの客がいるが、出演者が20人程いるので客は少ない。この辺の対応が事務方にできていないので、辛い。寺山やマルシア・ガルケスを引用しながらもさすがに旨くまとめている。監督の才能に応えるまではいかないが、短期間での精一杯の発表であったと思う。ワークショップ公演を初めて見た、連れの妻は、アマチュアながら完成度が高いと高く評価をした。演劇がもっている時代や社会に向き合う姿勢が困難な時代ではあるが表現されていたと思う。つくば市の収穫である。

夜。
版画家の田中千夏氏の個展のお疲れ会をプライベートで行う。天久保のリッチモンド2番街の韓国料理を食べる。サムゲタンが得に美味しい。食べながら、テレビにフセイン拘束という臨時ニュースが流れる。生きていたのかと思った。

明け方までテレビを見る。アメリカやブッシュが勝ち誇ったようにアピールしている。彼らは一体何に勝ったというのだろうか？

12/13 劇団宙の会/版画展

午後、美浦村へ市川紀行氏の劇団宙の会「安じゅとかすみ物語」を見にいく。
三幕の大作でアマチュア劇団としてというより美浦村の村民劇団として、根拠を示すものであるように思われた。アマチュアであるから劇そのものに対しては、場面のつなぎや役者の動きが問題はあったが、演出が注文を付け過ぎるような感じを受けた。市川氏の劇団という色合いが強いが、そこにそそぐ愛情が感じられ、村を取巻く合併問題等を村に伝わる逸話を引用しながら、共同体の根拠を捉え直すことを常に考えていくことを示した。演劇の弁証法は根拠や存在があって気持ちがいいものであった。これから、もう少し自由な展開をすることで新たな可能性が出てくるように感じた。といいながら、とても面白く見終わった。

帰りに牛久市に回り、タカシ・サイトウギャラリーにて版画家の田中千夏展を見た。カラーの作品を見るのは意外だった。とても新鮮でどうやってつくるのかと感じた。言葉と版画作品を共示・共存することで、現在に少しでも提示したいものや物語りが現れているように思われた。

12/12 文教厚生委員会

議会、文教厚生委員会に市民団体「新日本婦人の会つくば支部」が提出した「教育基本法の改正を反対する意見書を国に提出する」請願について主旨説明の紹介議員として出席。

「教育基本法の改正を反対する意見書を国に提出する」請願は、私は危惧している法案である。愛国心等の心の問題を基本法に加え、子ども達の規律の乱れや荒廃を防ぎ、新たな時代に必要な法にするというものである。これは、まったくの詭弁である、子ども達の荒廃は大人社会の崩壊や教育基本法を尊重せず、工業社会に摘要する子ども達の教育が、消費社会・情報化社会を迎えても同じ方法で教育をしていたことによる弊害であると私は思う。
本当の狙いは、教育基本法を改正し憲法を改正し国家主義を強調することでグローバル社会に対応する「国家」つくりの為の法改正であると思われる。故に反対をした。
主旨説明をして、採決したが、賛成少数で否決に終わった。

主旨説明は議会報告に掲載する予定です。

夜。自由学校。東京お茶の水へ。
「日本の戦後外国人政策と在日コリアン」講師：金泰明（キンテミョン／大阪経済法科大学）
今日の講義は面白かった。戦前は混合民族を政策としていて戦後に単一民族国家を打ち出したという。現在は、また混合民族を政策とする方向で、中曽根・石原・小泉路線は動いている。一見、国粋国家主義に見えるが、外国人を受け入れる為にも民族意識を高める必要性があると感じているのではないか。石原の外国人嫌いは、外国人を受け入れる為の政策で、日本人の下に外国人をどう位置付けるかという階級社会をねらっている。故に外国人の締め付けと緩和政策、憲法改正、教育基本法の改正、と混合民族になった時に日本人の民族意識を高める政策が必要と感じているのであろう。そうではなく多様な社会を受け入れる「開かれた共生社会」を求めて行くべきである。マイノリティの承認、市民としての受容、共に生きる、人間の共通の関心ごとを育てていくことが必要である。
「生きるということは、人々のあいだにあること」ハンナーレン。

12/11 一括質疑

議案に対しての一括質疑
金子、塚本、野口久須美、滝口、橋本、亀山、塙、宮本、各議員と私の9人から質疑があった。
主な質疑は89号一般会計補正予算から農水費アグリパ－クの測量費1500万、野菜産地改革支援705万、民生費のりのりバスの経費削減等の質疑があった。91号下水道事業特別会計補正予算について、99号つくば市男女共同参画社会基本条例については橋本さんと私も質疑した。
アグリパークの測量費は、当初予算1300万に計上されていて今回も測量費で1500万計上されている。当初は現況測量といい、今回はもう少し詳しい測量が必要であることから補正したと答弁があったが、そんなことは当初からわかっていなかったのか不思議である。のりのりバスの削減は茎崎のバスのデザインを直さずそのままつかったことのデザイン等の削減である。

夜は、明日の委員会にて、請願「教育基本法の改正を反対する意見書を国に提出する」についての勉強をする。

12/10 議会一般質問

一般質問
橋本佳子、飯岡、田宮、各議員と私から一般質問があった。
橋本さんはノーマライゼーションの実現にむけた障害福祉について、養護学校について質問があった。飯岡さんは沿線開発地域の中根・金田台地区の開発、健康つくり、スポーツ振興基本計画、新治村との合併について質問があり、新治村との合併については考えていない旨答弁があった。田宮さんは葛城の土地区画土地利用について、ひきこもり・フリータ－対策等の質問があった。

私の質問は、16年度予算編成、三位一体改革、つくば駅駐車場問題、マスタープラン、市民活動センターについて質問した。今議会から質問時間が30分（以前は60分）になってしまったので要領を得ない状況であった。執行部の答弁が同じ答弁で時間的に逃げるようである。何とか前に戻さなければならないと感じた。
16年度予算の新事業としては、まだ形になっていなく、予算額は略今年度と同額を計上したい旨が答弁された。また、三位一体改革の中味は明らかではないが、つくば市の税収入は大きく影響は少ないと感じているとの答弁であった。つくば駅の駐車場問題（吾妻小学校隣の立体駐車場の建設）は、今後とも事業者、自治会、PTAと話し合いながら進めていく旨が答弁され、大きな変更や中止はしない旨が答弁された。マスタープランは、まだ素案ができていない状況で出来次第市民の意見を聞くようにする答弁があった。活動センターについては、来年度をメドに民間化に移行できるようにしたい、また活動報告書もつくる旨の答弁があった。
今回の質問は財政について踏み込んだ質問と考えていたが、私の勉強不足もあり、あまり噛み合わなかったようだ。国は46％の国債を発行して予算を組んでいるという破産状態である。地方債も際限なく膨らみ立ち行かない状態である。そのような中で自治体が予算を組むというのは、右肩上がりの状況とは、まったく別な組み方をしなければならないと私は感じている。つくば市の敵性規模の予算の組み方というのは、どういうものかと考えない訳には行かないと思う。確かに他の自治体より公務員が多い分、市民税の収入のばらつきがなく順調であることは解るが、安易な政策が目立つようで私は危惧している。

12/9 議会一般質問

一般質問
山口、橋本喜美子、木村、滝口、高野、亀山、各議員から一般質問があった。
山口さんは、教育行政として、登下校の安全対策、筑波大学等からの出前講座の要望等の質問。橋本さんからは、小規模校に対する取組み、学区の見直し、市営共同墓地について質問があり、墓地については民間で間に合い現在考えていない答弁があった。

木村さんからは、農家後継者育成について、つくばエクスプレス、圏央道について質問があり、現在つくば市の農業後継者は79名であると答弁があった。またエクスプレス各駅の自転車利用客数は、�研究学園�は500台、�万博記念公園�は200台、�みどりの�は1000台、「つくば」は3500台と予想していて、つくば駅は既存の駐輪場を使い、その他は高架下に造る予定でいる答弁があった。

滝口さんはつくば駅前開発、国保税、女性差別について質問があった。駅前の質問は私の質問と重なるものがあった。駅への送迎について駐停車について、特別考えていなく民間の施設を利用して欲しい旨答弁があった。これは、無責任であると思う。市役所窓口を駅前につくったらどうかという質問に、何らかの公共サービス機能を考えたいと答弁があった。

高野さんは、水道事業について、引き込み工事代や加入金等の助成制度の創設の質問があり、考えていない答弁があった。

亀山さんは、入札制度改革について質問があった。最近の彼のライフワーク的質問で、良く勉強していると思う。現状の入札のあり方を情報を集め討論し問題の入札「筑波西中学体育館太陽光発電設備工事」「くきざきふれあいプラザ建築工事」いずれも談合情報で入札中止の案件を追求した。

夜は、帰って来て、すぐ寝て12時ごろ起きだし、朝まで質問の勉強をする。

12/8 議会一般質問

一般質問
小野、坂本、野口久須美、古山、塚本、金子、各議員から質問があった。
小野さんは、パブリック・コメント制度、次世代育成支援、クリーンセンター周辺整備について質問があり、パブリック・コメント制度は16年度事業化したい旨答弁があった。クリーンセンター周辺はスポーツ健康づくりの施設にし、今年度基本計画、16年度実施計画を策定したい答弁があった。

坂本さんは、若者の就労支援インターシップ、二学期制、16年度予算編成について質問があった。自治体でもインターシップの導入を、と要望した。また16年度の税収は14年度の315億と同額見込んでいる。二学期制についてはアンケートを取っている最中であると答弁があった。

野口久須美さんは、ごみ処理、新都市計画の進展状況、公民館の利用について質問があり、市内でのエコショップ認定が11店鋪であることが答弁された。

古山さんは、茎崎支所の行政機能、都市計画道路、県立養護学校、さくら民家園の活用について質問があった。養護学校については3005ｈａで180名、50クラス、知的痴態を兼ねた施設として、16年４月から用地買収にあたり、17、18年に建設をし、19年4月開校予定である。さくら民家園の年間利用者は13年度6700人、14年度8600人、15年度現在7363人と答弁があった。
塚本さんからは、就学援助金、島名福田坪地区都市計画道路、土採取条例の問題点、シルバー人材センター、年末融資対策について質問があった。

金子さんは、16年度から復元整備事業がはじまる小田城跡、中根・金田台区画整理、人事、学校区、遺伝子組み換え作物について質問があった。小田城跡は池や庭を先行して工事を進める。中根・金田台区の国指定遺跡の歴史公園は平成26から40年の構想で考えている。遺伝子組み換えについては、ガイドライン等の対策を考えていきたい旨の答弁があった。

12/7 グリーンファンド検討作業中間報告会

グリーンファンド検討作業中間報告会。つくばインフォメーションセンター。
参加者が少な過ぎる。やっぱり集めないといけなかった。少数での展開であり、お任せ的に運んでしまったのが原因である。

初めに、背景と経緯について宮沢さんから新エネ市民電力公社の趣旨を引き継ぎ啓発効果を重視しグリーンファンドを設立したい旨説明があった。
次に各15分の発表に移った。丸山康司氏から基金の集め方について、1資金調達方法　2寄付・基金の可能性　3その他資金調達方法を説明した。また財政基盤としては、4分割して「会費・寄付」「助成金」「補助金・委託事業」「収益事業」とする考えを述べた。

次に私が運営組織について発表した。目的を考えるとNPO法人が有効であるという説明と市民参加の必要性、また組織を可能性あるものと考えて、当初の目的を持たせることを提案した。象徴的なものとしてエコステーション（100％エコハウス、教育施設、見学施設、NPOの活動拠点）の建設を市民の手で行うこと、例としてフライブルグのエコステーションを紹介してまとめる。

最後に、仙保隆行氏から基金の使途について発表があった。
1. 市民共同発電所の設置 2.太陽光発電設置補助についてそれぞれ説明があり、風力発電
マイクロ風車、自然エネルギー体験エコハウスの紹介があった。私のエコステーションと重なる提案で、エコステーションに対する期待が膨らんだ。

2部は質疑応答で、会場からの質問を受けた。エコステーションの期待も会場から発言ある。
終了後、打ち合せを持ち、エコステーションの建設を考えて見ることになる。

12/6 市民オンブズマンいばらき幹事会.　オノ・ヨ－コ展

市民オンブズマンいばらき幹事会。水戸市民会館にて。
1. 全国連絡会議関係、今年度の全国一斉調査についての報告
2.企画講演会（シンポジウム）について
日時　新春２月１４日（土）午後1時30分～4時30分
会場　牛久市・エスカードホール（３００名程度収容可能）、参加費1000円
講師　佐高　信さん（政治評論家）
3.各ブロック活動状況について
4.課題検討推進会議・プロジェクト活動について
その他で、永瀬報告、高裁で逆転勝訴の快挙。
また、1/24に課題検討会儀と新年の勉強会を兼ねて、つくば市民オンブズマンの中村紀一先生を招いて講演会を開催することにした。

終了後、水戸芸術館にてオノ・ヨ－コ展を見る。重要なアーチストであることを再確認する。
その後、友人の陶芸家、古川欽也氏の個展を見る。時間ギリギリで、お店の人に閉めるのをまってもらう。成長が伺われる作品である。帰りに道ばたで車で帰る欽也に出会う。久しぶりと挨拶をする。一言二言、話して別れる。

夜、明日のグリーンファンド報告の資料をつくる。朝までに何とかまとまる。

12/5 議会一般質問

一般質問
市川、内田、安井、宮本、小早川、馬場、各議員から質問があった。
市川さんは、小学校の授業終了後、教室を開放できないかとの要望があった。

内田さんは、沿線開発、人事、預かり保育を幼稚園で、の質問があった。沿線開発は1400ｈａの内200ｈａが先行開発という答弁。

安井さんは、つくば市産業創出支援事業、福祉循環バス、のりのり自転車について質問があった。のりのり自転車は政策を転換した方がよいのではという要望に対して企業の協力もあり、継続したいと答弁があった。

宮本さんは窓口サービス、水道給水管の鉛管対策、つくばエクスプレス、アグリパーク整備計画について質問があった。

小早川さんは新庁舎建設について、総合庁舎の必要性、建設はPFI事業等の研究をしたい。また場所は竹園・葛城の2ケ所の候補地で考えたいと答弁があった。

馬場さんは新市建設計画の茎崎地域内道路建設計画について質問があった。

12/4 グリーンファンド

7日に発表する、グリーンファンド中間報告の資料つくり。

12/3 質疑提出

質疑提出
議案89号つくば市一般会計補正予算から、総務費、広報活動に要する経費削減理由、行政訴訟に要する経費。民生費、のりのりバスに要する経費の削減理由、民間保育所運営依託料。衛生費、屎尿処理施設管理に要する経費削減理由。
議案99号つくば市男女共同参画社会基本条例について、条例の特徴、中間報告との違い、審議会との意見調整について質疑を提出する。

12/2 議案整理　　「ノルム展」

議案整理。

若手の水戸近隣のアーチストのグループ「ノルム展」を見る。友人の野沢二郎氏等が中心に行われている美術展で、主に水戸で行われていたが今回はつくば美術館で開催した。
つくば市の作家で友人の佐藤陽香さんも出品されていた。作品が優れているので美術館が生きていた。程よい緊張感である。

12/1 12月議会初日

12月議会初日
議案の説明。男女共同参画社会条例案が、またまた訂正差し換えられる。
どんどん、形骸化された条例になっていくようである。
終了後、教育基本法の改正に反対の請願者と議員有志との意見交換をする。議員各位の関心は低く、荒れた子供達の環境を変えなければという思いが、むしろ基本法を変えればという短絡的な思いにも繋がっているようである。賛成多数を取るのは難しい感じがした。

夜、映画「くじら島の少女」を見る。
おとぎ話を、現在を舞台に再現した佳作である。とても力強いファンタジ－が現在の私達の社会に、大切な忘れられたものを伝える物語となっている。

イラクで大規模な戦闘がある。殺りくの繰り返しである。このような解決方法しか取れない状況は果たして現在と言えるのであろうか？

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